10月10日、米国ロサンゼルスにて「Adobe MAX 2023」が開催された。今年は同社のさまざまなツールやサービスに同社のAI「Firefly」が実装され、クリエイティブツールとAIの関係をより強化させていく方向性が示された。 動画編集ツールとして世界中で多くのユーザーを抱えるPremiere Proでは、2023年4月からβ版でテストしてきたAIによる文字起こしデータを使って動画を編集するという機能を、5月の正式版で実装した。競合他社も同様の機能を搭載しており、テキストベースでの動画編集の道筋が見えてきたところだ。 加えてAdobeでは、9月に「フィラー音声の検出機能」を実装したβ版(24.1β)を公開した。現在の公式版では、しゃべり途中のポーズ時間、すなわち「間(ま)」を自動検出する機能を実装している。それに加え「えー」とか「あー」といった、間を持たせるための発音「フィラーワード」
