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ブックマーク / movie.maeda-y.com (11)

  • 超映画批評『ゴジラ-1.0』90点(100点満点中)

    『ゴジラ-1.0』90点(100点満点中) 23年/日/125分 公開日:2023/11/03 配給:東宝 監督:山崎貴 出演:神木隆之介 浜辺美波 山田裕貴 ≪『シン・ゴジラ』を超える、タイムリーかつ熱いドラマ≫ ハリウッドとの間に大人の事情があるなどと言われるが、『シン・ゴジラ』から7年間も国産ゴジラ映画が作られなかった最大の理由は、あまりに『シン・ゴジラ』の評判が良すぎて、下手なものを作るわけにはいかなかった東宝サイドの責任感によるものだろう。 そして、それだけのことはあった。『ゴジラ-1.0』は『シン・ゴジラ』と比べても劣らない、むしろ部分的には上回るほどの映画作品であり、世界中のゴジラファンやハリウッド版のスタッフらに、日映画人の矜持を見せつけた恰好となっている。 戦後数年がたち、ようやく復興し始めた日。特攻隊の生き残りである敷島浩一(神木隆之介)は、戦中の混乱の中で出会

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    goldhead 2023/11/03
    「戦後まもなく」という設定でどうやってゴジラと戦うんだ? というところに興味はあった。なんか悪くなさそうだし行ってみてもいいかな。
  • 超映画批評「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」70点(100点満点中)

    「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」70点(100点満点中) 監督:三池崇史 出演:山崎賢人 神木隆之介 奇妙な映画ではあるが 「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」は、実写映画化の発表からはじまり一つ一つビジュアルが発表されるたび、原作ファンの間では不安しか湧きあがらない話題の大型企画である。もっとも、誰が見ても東方仗助の髪型はじめ、静止画で見るとひとつも納得できるものがなかったのだから、それもやむなしであろう。 杜王町で暮らす高校生の東方仗助(山崎賢人)は、母(観月ありさ)と祖父(國村隼)の3人で仲良く暮らしている。あるとき彼の前に甥を名乗る年上の男、空条承太郎(伊勢谷友介)が現れ、仗助がジョセフなる老人の息子であり、自分と同じくジョースターの血統を継ぐものだと伝える。さらに承太郎は仗助のそばに立つ「悪霊のようなもの」の正体を彼に教えるのだった。

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    goldhead 2017/08/07
    "とくにヴァニラ・アイス戦以降はもう毎日ジョジョのことしか考えられない、そんな状況であった"
  • 超映画批評 - 「テラフォーマーズ」5点(100点満点中)

    「テラフォーマーズ」5点(100点満点中) 監督:三池崇史 出演:伊藤英明 武井咲 原作を改変してわざわざダメにする愚 コミックス累計発行部数1000万部を超える超人気コミックの、満を持した実写映画化「テラフォーマーズ」は、私があるツイートをしてしまったせいで公開前から大荒れ模様となってしまった。誰も見ていないようなフォロワー数なのに瞬く間に何千もリツイートされ、いくつものメディアに引用されるとはツイッター初心者の私は予想もしなかった。 そもそも、別に映画の中身を具体的に批判したわけでもネタバレしたわけでもないのに、いつの間にか「前田が「テラフォーマーズ」を酷評した」などと報道されているのは大変心外である。私はツイッター上でこの映画を酷評などしていない。酷評するのは、今からこの記事で、である。 人口が増え続ける21世紀の地球。人類は火星移住のため、テラフォーミング計画を実行する。それはある

    超映画批評 - 「テラフォーマーズ」5点(100点満点中)
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    goldhead 2016/04/25
    グリーンスクリーンの前ですげえ本気さを出せる俳優というのがこれからのよい俳優だろうか>"目の前にグリーンスクリーンしかないから怖くないのかもしれないが、この演技の温度の低さは明らかにおかしい"
  • 超映画批評『100,000年後の安全』65点(100点満点中)

    『100,000年後の安全』65点(100点満点中) 2011年4月2日(土)より、渋谷アップリンクにて緊急公開! 2009年/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア/カラー/79分/配給:アップリンク 監督・脚:マイケル・マドセン 脚:イェスパー・バーグマン 撮影:ヘイキ・ファーム 編集:ダニエル・デンシック 出演:T・アイカス C・R・ブロケンハイム M・イェンセン ≪福島原発事故後の日人に見てほしい作品≫ 男なら、東北出身の女の子というと、とたんに色めき立つのが常識。秋田小町なんて言葉があるように、実際はどうあれ、色白で気立てがよくお嫁さん候補には最適との評価が一般的なところだろう。 だが、3.11を境にその「常識」は消えてしまうかもしれない。 日人は気づいているのだろうか。福島原発の事故を見て、なぜこの国から外国人が一目散に逃げ出したのか、その当の理由を。 「外

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    goldhead 2011/05/23
    ジャック&ベティでやってたな>"ネアンデルタール人(10万年前)と意思疎通ができるのか、と問いかけるその発想には、思わずはっとさせられる。"
  • 超映画批評『涼宮ハルヒの消失』80点(100点満点中)

    『涼宮ハルヒの消失』80点(100点満点中) 2010年2月6日からロードショー 2010年/日/カラー/163分/配給:角川映画 監督:石原立也 監督:武康弘 脚:志茂文彦 脚協力:谷川流 声の出演:平野綾 杉田智和 茅原実里 後藤邑子 小野大輔 桑谷夏子 人気が出るのもよくわかる入魂の一作 ライトノベルも深夜アニメも見ない私としては、涼宮ハルヒと遭遇する機会はまずないだろうと安心していた。だから角川の編集者に、いかに熱くその魅力を目の前で語られろうとも、これまでは軽くいなすことができた。 だが映画化されるとなれば話は別だ。もう避けて通るわけには行かない。 しかし、よりにもよってインターネット上でこのタイトルについて下手なことを書けば、間違いなく批評家生命を失うことになろう。そんな恐るべきプレッシャーの中で、しかし私は命がけでこの記事を書くことに決めた。 クリスマスが近いある日。

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    goldhead 2010/02/05
    "見たもの誰もが「こういうのに似た高校時代の思い出ってあるよなあ〜」と感じつつ、実際はまったくないという"<模造記憶みたいなのはあるよな。中高男子校の俺には存在しなかったのに、みたいな。
  • 超映画批評『仏陀再誕』25点(100点満点中)

    『仏陀再誕』25点(100点満点中) 2009年10月17日(土)公開 2009年/日/カラー/114分/配給:東映 原作/大川隆法『仏陀再誕』 監督/石山タカ明 脚/大川宏洋 声の出演:子安武人 小清水亜美 吉野裕行 白石涼子 置鮎龍太郎 悟りにチャレンジ 『仏陀再誕』は、この秋300万人の動員を目標とする、日アニメーション期待の超話題作である。 女子高生、天河小夜子(声:小清水亜美)は、名物記者の金元にあこがれ、ジャーナリストを目指している。ところがその金元が自殺して以来、彼女には霊のようなものが見えるように。一方、ある宗教団体の教祖は奇跡を連発、テレビで大人気となるが……。 子安武人や銀河万丈、三石琴乃といった実力派声優と、業界有数のVFXスタッフをそろえた、まさにジャパンアニメーションの総力を結集した超大作。エル・カンターレことブッダの生まれ変わり、大川隆法(幸福の科学)が製

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    goldhead 2009/10/16
    "この秋、きみもぼくも、悟りにチャレンジだ。 "<ようわからんが、さわやかな読後感があった。
  • 超映画批評『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』85点(100点満点中)

    『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』85点(100点満点中) Evangelion: 2.0 You Can (Not) Advance 2009年6月27日、シネマスクエアとうきゅう他にて全国公開!! 2009年/日/カラー/108分/共同配給:クロックワークス、カラー 宣伝:カラー 総監督・原作・脚:庵野秀明 主・キャラクターデザイン:貞義行 主・メカニックデザイン:山下いくと 音楽:鷺巣詩郎 監督:摩砂雪、鶴巻和哉 声の出演:緒方恵美 林原めぐみ 宮村優子 坂真綾 三石琴乃 ファンのトラウマを晴らす感動のラスト この記事を待っている方も多いようなので結論から先に言うと、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』はファン必見の出来栄え、文句なしの傑作と言える。 ユーロとロシアが管理する北極域に、新たな使徒が現れた。迎撃に当たった新型エヴァンゲリオンを駆る真希波(まきなみ)・マリ・イラストリア

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    goldhead 2009/07/06
    "私はこの「破」にも十分満足をした"<この「十分満足」の不満足というか。
  • 超映画批評『MW-ムウ-』20点(100点満点中)

    『MW-ムウ-』20点(100点満点中) M.W. 2009年7月4日(土)丸の内ルーブル他にて全国ロードショー 2009年/日/カラー/129分/配給:ギャガ・コミュニケーションズpowered by ヒューマックスシネマ 原作:手塚治虫 監督:岩仁志 脚:大石哲也、木村春夫 出演:玉木宏 山田孝之 山裕典 山下リオ 天国で原作者が泣いている 今年の夏は、邦画の話題作がたくさん登場する。『アマルフィ』や『ごくせん THE MOVIE』『蟹工船』等々、とても華やかだ。 だが、深い失望を味わうことで人間的な成長を遂げたい人にとっては『MW-ムウ-』が一番だ。たったの1800円で、これほどの後悔と、作を選んでしまった自分への嘲笑気分を味わえる逸品はめったにない。 16年前の虐殺事件の生存者・結城美智雄(玉木宏)は、ある目的の元に凶悪犯罪を重ねていた。その友人、賀来裕太郎(山田孝之)は

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    goldhead 2009/07/06
    玉木宏がよさげに見えたけど、映画の方はこんな評価されてしまうのか。
  • 超映画批評『昴-スバル-』1点(100点満点中)

    『昴-スバル-』1点(100点満点中) SUBARU 2009年3月20日(金)より、全国ロードショー 2008年/香港・日/105分/配給:ワーナー映画 監督:リー・チーガイ 原作:曽田正人 プロデューサー:ビル・コン 出演:黒木メイサ、Ara、平岡祐太、前田健、桃井かおり バレエや原作に対する敬意が感じられない 天才バレリーナの壮絶な半生を描く(はずだった)映画『昴-スバル-』は、徹夜続きで疲れているが、どうしても映画館に出かけたい人にオススメだ。なぜならコレ、最初から最後まで眠ってしまったとしても、まったく損をしない画期的な作品なのである。 寝たきりの弟の病室で、幼い宮すばるは毎日踊っていた、弟の意識を、命をつなぎとめるために……。やがて成長したスバル(黒木メイサ)は、踊りの師匠でもある日比野五十鈴(桃井かおり)が経営する場末のストリップ劇場"パレ・ガルニエ"で踊っている。それを

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    goldhead 2009/03/23
    上野水香って、昨年の年越しジルベスターコンサートで踊ってた人か。
  • 超映画批評『ヤッターマン』85点(100点満点中)

    『ヤッターマン』85点(100点満点中) 2009年3月7日(土)より、全国ロードショー 2009年/日/カラー/111分/配給:松竹、日活 監督:三池崇史、原作:竜の子プロダクション、脚:十川 誠志 出演:櫻井 翔、福田沙紀、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ、深田恭子 フカキョンドロンジョは、歴史に残る名ヒロイン 日映画界には妙な癖があって、到底実写じゃ成立しないような漫画・アニメ作品ばかり、なぜか好んで映像化する。ゴルゴ13、ルパン三世、デビルマン、そして二十世紀少年……。 その多くは事前に誰もが予想した通り、まれに見る珍作へと仕上がり、ダメ好きマニアの語り草となる。もはや、この国のお家芸といっても過言ではない。 しかし、ヤッターマンの映画化企画までもが気だったとは、さすがの私も予想だにしなかった。ましてや、興収50億を狙える記録的な大ヒットスタートになろうとは。映画業界は変人ばか

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    goldhead 2009/03/11
    "彼女を可愛く撮ることに傾けた監督の多大な情熱"
  • 超映画批評『櫻の園 -さくらのその-』65点(100点満点中)

    『櫻の園 -さくらのその-』65点(100点満点中) 2008年11月8日(土)より、全国ロードショー 2008年/日/カラー/102分/配給:松竹 監督:中原俊 脚:じんのひろあき 原作:吉田秋生 出演:福田沙紀、寺島咲、杏、はねゆり、大島優子、武井咲 中原俊監督が最高傑作「櫻の園」を自らの手でリメイク 芸能事務所のオスカープロモーションが格的に映画参入するにあたり、幾多の企画から選んだのが中原俊監督『櫻の園』(90年)のセルフリメイクであった。担当者の中にきっとあの作品の熱烈なファンがいたのだろうと思うとちょっとおかしいが、さすがはアイドル育成のプロたち。日の青春映画屈指の傑作に目を付けるとは、さすが侮れない。 東京の音楽学校から、故郷の名門私立女子高・櫻華学園に編入してきた女子高生の桃(福田沙紀)。お嬢様学校らしい、"伝統"という名の束縛に早速嫌気が差した彼女は、今は使われて

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