「ガートナー エンタプライズ・アプリケーション&アーキテクチャサミット2016」で登壇したトーマス氏はまず、クラウドプラットフォームとして、PaaSを含めてどんな選択肢があるのかを整理した。 「現在提供されているクラウドプラットフォームサービスは、プロバイダが提供するシステム領域と、ユーザー企業が自社で管理しなければならない領域の違いで区分していくことになる」 1つめがIaaSで、マイクロソフトやアマゾン(AWS)など外部のプロバイダーに依頼してシステムインフラを提供してもらう形態だ。いわば仮想マシンの弾力性をプロバイダが管理し、その上のすべての層、即ちリソースオーケストレーション、ミドルウェアプラットフォーム、生産性のアクセラレータ、アプリケーションの管理をユーザー企業が担当する。 またシステムインフラに加えてリソースオーケストレーションまでプロバイダが担当する形態をトーマス氏は「Iaa