2012年は円ベースでは物価は下落していましたが契約通貨ベースでは上昇していました。海外市場では値上げをしていたわけです。2012年には、やはり円ベースでは下落し、契約通貨ベースでも下落です。ただ、契約通貨ベースでの下落率は円ベースほどではありませんでした。 2013年には状況が円ベースの状況が一変しました。下落から11.7%の上昇へと劇的な変化です。輸出採算が向上したことは明らかです。一方、契約通貨ベースでは大きな変化はありませんでした。1.8%の下落です。つまり円安を利用して価格を下げるのはほどほどにしておいて、円建て価格を維持したのです。もっとも契約通貨の3割から4割は円ですから、円建て価格を上げることによって自動的に契約通貨ベースでも価格は上昇します。 2014年に入っても契約通貨ベースでは2%前後の下落が続いています。円ベースの価格上昇の勢いは弱まっています。2014年1-3月の