「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
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5日のエントリで投資業界の報酬体系について少し触れたが、報酬体系の工夫によってFund Managerの行動パターンに規律を持たせようという方向は現実解なのであろうが、ある意味このような性悪説的な方向には一抹の寂しさを覚える。そしてふと、VC業界は逆に、本来性善説と志をベースにした存在であると思い至る。 今般の金融危機後に色々と論じられているHedge Fundや一部投資銀行の投資Practiceとは異なり、VCのベンチャー企業への投資は単なるリスク資産にhit and awayで資金を投じるという活動ではなく、資本の提供を通して無から新しい企業や時には産業を作り上げて行こうという活動であり、その中心には本来確固とした大義名分や志が存在する。例えば、Top Tier VCであるSequoia Capitalの創業者のDon Valentineは過去National Semiconducto
2008年12月26日の毎日新聞に掲載された非正規雇用問題に関する私の論説をアップします。この論説からは、派遣の禁止という政策提言は出てこないことに注意してほしいと思います。もともと、日本では雇用調整が難しい正社員と雇用調整が比較的容易な非正規労働の二つのタイプの労働者がいたのであって、派遣労働はその一部です。派遣労働をなくせば、非正規労働の問題が解決するわけでもなんでもありません。問題は、正社員中心主義の雇用保障が、非正規労働への需要を増やしていくという日本社会の仕組みにあります。正社員を保護すればするほど、訓練を積んだ正社員を使わなくてもやっていけるような技術体系や雇用体系を取り入れることを企業に促進させるのです。景気変動を小さくするというマクロ政策は重要ですが、すべての経済ショックをマクロ政策でゼロにすることはできません。重要なのは、経済変動というショックを、株主、企業、正社員、非正
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