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ブックマーク / okemos.hatenablog.com (4)

  • クルーグマン:AEAでのレクチャー 「危機」 - P.E.S.

    クルーグマンがアメリカ経済学会での年次例会でレクチャーを行ったそうです。一応、ノーベル賞レクチャーということで、ノーベル賞を受けた研究についてのものなんですが、ご人がそちらのメインである貿易についての研究にはいまあまり興味がないようで、かわりに自分の別の研究分野である通貨危機のモデルをもとにして今回の金融危機ついて語られています。で、その原稿をアップしていたので、訳しておきました。 (追記:T-norfさんのコメント、およびssuguruさんとnight_in_tunisiさんからの助言を受けて、訳を一部修正しました。ありがとうございます。) 危機 ポール・クルーグマン 20101月 これは公式にはノーベル・レクチャーと題されていますから、私はその賞を受ける事になった研究について語ることを期待されているとは思います。しかし...私やその他多くがおこなった収穫逓増貿易や経済地理学についての

    クルーグマン:AEAでのレクチャー 「危機」 - P.E.S.
  • クルーグマン:流動性の罠のなかでの最適財政政策 / P.E.S.

    明けましておめでとうございます!新年の元旦を皆様はどうお過ごしですか?おれは東京に出てきたたばかりでいく所もありませんから、朝から翻訳してました。とっても有益ですね!その前の大晦日の晩は、スコセッシュ/デニーロの「タクシードライバー」を観てました。やっぱりアメリカンニューシネマは良いです。トラヴィスのいってしまっているへたれぶりがよいです。これ、初めて観た時はあれだけの事をしたトラヴィスが何事もなかったかのように元通りの生活に戻っていることが理解できずに戸惑ってしまってましたが*1、今になるとあれはヘタレで頭の悪い70年代のフィリップ・マーローなのかな、と思います。強くなければ、優しくなければ...でもだれもがマーローなんかになれるわけもなく。卑しき街を彷徨う騎士なんて、なかなかなれませんです、はい。 さて、このところアセモグルの論文をずっと訳してきましたが、おれの受け持ちパートはひと段落

    クルーグマン:流動性の罠のなかでの最適財政政策 / P.E.S.
  • クリスティーナ・ローマー:大恐慌からの教訓 - P.E.S.

    オバマ政権の大統領経済諮問委員会(CEA)委員長で、元カリフォルニア大学バークレー校の経済学教授であるクリスティーナ・ローマー(この三腕の人)がブルッキングス研究所で3月9日に大恐慌からの教訓について述べたそうです。そのペーパーがオンラインに公表されてましたので、イントロ部分はおいといて*1、教訓部分だけ訳しました。もちろんローマーは経済学者ですが、今はオバマ政権の経済担当のトップの一人ですから、オバマ政権の景気対策についての考えを知る上でも面白いのではないかと。といっても、特に変わったことを言うわけではなく、経済対策としては当たり前の事がのべられているだけではあります。また別に研究論文でもないので、大恐慌からの教訓についても特に新しいことが述べられているわけでもありません。簡単なサーベイ論文みたいなものです。ただ、ニューディール=ケインジアン財政政策といった混同がいまだに結構あるようで

    クリスティーナ・ローマー:大恐慌からの教訓 - P.E.S.
    guerrillaichigo
    guerrillaichigo 2009/03/12
    小さい財政刺激は小さな効果しかもたない、金融緩和はたとえ利子率がゼロ近くであっても景気回復を助けることができる、金融の回復と実体経済の回復は一緒におこる、.etc
  • 経済規模とGDPについて - P.E.S.

    追記あり。追・追記あり。コメント欄も参照してください。 来る予定だった仕事が来なくて時間が空いてしまったので...(どうなってるんだろう?) 弾小飼さんがGDPの事について質問されてましたので、この空いた時間を埋める為に使ってみる事にしました。俺も一応は経済学徒なので、こういうのはちょっと気になるわけですので。ただ、俺は経済学説史をちゃんと勉強した事はないですし、ノーベル経済学賞を取れる見込みもない人間ですので、何の権威もありません。ここで書く事はあくまで俺自身の考えであることは、先に述べておきます。でもスタンダードな返答だとはおもいますが。 さて、その質問というのは経済成長の意味と、あとGDPがカバーする範囲についてのものだと理解します。具体的には、各家計がお隣とペアになって、お隣の家事を年間1200万円でやってあげたらそれだけでGDPは倍になっちゃうよ、でもこれ何の意味があるの?ってこ

    経済規模とGDPについて - P.E.S.
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