「親日派を全員断罪しなければこの国の未来がない」とも 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の娘、世界的な企業のサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長と李副会長の父・李健煕(イ・ゴンヒ)会長、創業者の故・李秉喆(イ・ビョンチョル)。彼らに共通するのは、日本への留学経験である。そんな面々に「親日派」「民族反逆者」のレッテルを貼り、断罪の対象にするような発言が飛び出した。韓国の大ベストセラー作家である趙廷來(チョ・ジョンレ)によるものだから、国内での影響は小さくないようだ。 趙廷來は韓国文学の父的な存在とされ、作品は教科書にも採用。「アリラン」「太白山脈」など主たる長編作品で、1300万部超のセールスを記録している。 そんな大ベストセラー作家は12日、ソウル中区所在の韓国プレスセンターで開かれた「文壇50周年記念記者懇談会」で次のように述べた。 《土着倭寇と呼ばれる日本留学派は、日本留学から戻った