「オトナの男」。 定義はなんだろうか。男はいつ、オトナになるのだろう。コーヒーのブラックが美味しいと思ったとき? ブランデーを飲むようになったとき? 『LEON』や『MADURO』を読み始めたとき? 違う! 自分で魚を捌けるようになったときだ! ということで、今回は魚の選び方から三枚おろし、五枚おろし、刺し身になるまでをレクチャーしたいと思う。パーティで捌けばヒーロー間違いなしだし、意中のあの子も首ったけになるはずだ。目の前で知人が、まるごとお魚さんを刺し身に変えていく様は、それだけの迫力がある。 ■まずは魚河岸へGO 魚河岸で魚を仕入れよう。東京なら築地という一大テーマパークがあり、ここはデートコースとしても非常に楽しい。一緒に仕入れて、一緒に捌けば2人の距離もグッと近づくはずだ。 さて、ここで筆者のバンド仲間であり、創業70年・老舗大衆割烹「半平」の板前でもある藤原氏に、築地における立