国土交通省は18日、京都府内を通る北陸新幹線敦賀―新大阪間の延伸ルートに関し、京都市内の地下水調査の結果を与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)に報告した。地下水が京都駅や伏見区の酒造エリアまで到達している可能性があるとし、「慎重に駅・ルート選定を実施し、地下水と水資源への影響を回避・低減するよう努める」とした。北陸新幹線整備による京都市内の水資源調査の結果が報告されたのは初めて。
インフラ整備を進めて防災につなげるとする「国土強靱(きょうじん)化」政策の提唱者で、安倍政権で内閣官房参与を務めた京都大大学院の藤井聡教授(55)=都市社会工学=が京都新聞社のインタビューに応じ、北陸新幹線の敦賀駅(福井県敦賀市)から福井県小浜市、京都市を経て新大阪へつなぐ「小浜ルート」は、四国新幹線や山陰新幹線と接続した一大ネットワークを生み出せるとして、「すごいポテンシャルがある」と強調した。敦賀から滋賀県米原市の米原駅へつなぐ「米原ルート」は、こうした可能性が閉ざされるとし、「安物買いの銭失いだ」と断じた。ただ、中央政界の動向次第では米原ルートに最終的に変更される可能性が…
大阪から京都府北部、山陰両県を経て山口県に至る「山陰新幹線」の整備を山陰両県の自治体が中心となって求めている。高度経済成長期に決まりながら50年以上、進展がない計画を今こそ動かそうという狙いがあるが、地域政策に詳しい広島経済大の加藤博和准教授(49、地域経済論)は京都新聞社のインタビューに「『山陰は(都市化から)取り残されている』という感覚で、昭和的な誘致活動をしている印象だ」と指摘する。人口が減り、新幹線の採算性や維持コストに不安が増す中、むしろ在来線や高速道路など、既存の交通体系を充実、強化させ…
北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪のルートを協議する与党整備委員会委員長に就任する西田昌司参院議員(京都選挙区)が、京都新聞社の単独インタビューに応じた。詳報は以下の通り。 (記者 2023年度に予定していた敦賀以西ルートの着工が遅れている。現状は) 「遅れているのは、環境影響評価(アセスメント)が長引いているためで、トラブルがあるわけではない。すでにアセスは完了しており、詳細ルートは年内に発表される予定だ」 (京都駅の大深度地下に新駅をつくるのは、地下水への影響などで難しいとの指摘もある) 「地下水もそうだし、
北陸新幹線が敦賀(福井県敦賀市)まで延伸開業した16日、京都府内では新大阪(大阪市)への早期延伸に向けた期待が高まった。しかし、府内は大部分がトンネルとなる予定で、懸念材料が多く、「トンネル」の出口はなかなか見えそうにない。 「こんなに『福井』や『あわら』と言っていただけることは今までなかった」。新幹線「芦原温泉駅」が新設される福井県あわら市のホテル「グランディア芳泉」の山口高澄常務取締役は、新幹線効果の大きさに驚きを隠さない。能登半島地震の復興事業もあって、宿泊希望者が殺到しているという。 延伸を前に、福井県は京都市内での観光PRを強化してきた。県京都事務所の大南祐之所長は「京都でのPRは観光客への周知にもなる」と狙いを話す。現状では敦賀駅で在来線特急から乗り換える必要があり、京阪神から北陸方面への時間短縮は4分程度にとどまるが、全面開業後は
9日午後1時50分ごろ、滋賀県甲良町北落の犬上川右岸で、行方不明の男性を捜索していた親族らが、草むらで遺体を見つけ、110番した。滋賀県警彦根署は、遺体はこの男性の可能性もあるとみて、身元の特定を急いでいる。 同署によると、遺体は男性で身長165センチくらい。年齢は不詳。緑色の釣り用ベストや長靴などを身に着けていたという。
京都市の門川大作市長は14日、定例会見を開き、市バスの混雑緩和対策やマイナンバーカード問題、リニア中央新幹線の京都誘致について言及した。一問一答は次の通り。 【市バス・地下鉄の経営状況、観光客と市民の運賃の在り方】 (記者 地下鉄とバスの昨年度の収支状況が公表された。受け止めは) 門川市長 コロナ前に戻ったという声も聞くが、経営はまだまだ厳しい。地下鉄は国の画期的な支援制度もあり値上げを回避するが、バスは国の支援が限定的だ。経費の削減に取り組んでいるが、燃料費が2割上がり、路線の半分は民間委託しているが、
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