カリフォルニア州クパチーノを拠点とする技術大手Appleのエンジニアらは新しいセキュリティ対策に取り組んでおり、この対策が導入されると、同社と米政府との対立の中心となっている手法を用いてiPhoneをハッキングできなくなる可能がある。The New York Timesが米国時間2月24日に報じた。その新しい対策がいつ消費者に提供される見込みかについては、現時点では明らかになっていない。 Apple関係者らにコメントを求めたが、直ちには得られなかった。 この動きは、FBIとAppleの間で繰り広げられる舌戦の中で投下された爆弾のようだ。Appleは、2015年12月にカリフォルニア州サンバーナディーノで発生した銃乱射事件に関連する「iPhone 5c」のセキュリティ機能を米政府が回避できるよう「iOS」ソフトウェアを変更すること拒否している。この事件では14人が死亡し22人が負傷している。
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