神戸市内の公立の小中学校で、新型インフルエンザの疑いと診断された児童、生徒が、計約4万1千人で全体の約3分の1に上ることが27日までに、神戸市教委のまとめで分かった。9月1日から今月25日までの間に、各学校から報告があった人数を集計。国、兵庫県とも患者の全数調査をしていない中、感染の広がりを裏付けている。 市教委は感染の実態把握のため、流行期入りした2学期以降、独自に調査。保護者から学校に連絡があった報告数をまとめた。小学生では、市立166校の8万443人のうち新型インフルエンザの疑いと診断されたのは2万8215人(35%)。中学生は、市立85校の3万5879人のうち1万2854人(35・8%)から報告があったという。 また、新型インフルエンザの疑いと診断されたことによる欠席者のピークは、中学生が10月19日の1118人、小学生が同26日の1505人だった。市教委は「既に3分の1もの児童、