ビッグデータ分析やIoTなど、データをビジネスに生かそうとする動きが出てきて久しいが、日本企業ではまだまだデータ活用が進んでいないといわれている。 その理由の1つに挙げられているのが“データサイエンティストの不足”である。欧米諸国に比べて、日本はデータ解析に強い人間が少ないというものだが、データサイエンティスト自体の定義や、必要とされるスキルの要件が定まっていないことから、人材育成が難しいのが現状だ。 こうした状況を打開しようと、データサイエンティストを育成するプロジェクトを立ち上げるITベンダーが増えており、教育機関もその動きが活発化している。東京・新宿にキャンパスを構える私立大学、工学院大学では、2016年4月にデータサイエンティストを育成するための学科を新設するという。 次世代のデータサイエンティストを生み出す教育とは? 同大学は先進工学部、工学部、建築学部など工学系を広くカバーして