天窓から差し込む優しい光で、三十路男は目を覚ました。 ベッドに並んで眠る彼の姿が【昨夜の出来事】の全てを物語って居た。 無邪気に眠る彼の横顔を眺めながら、三十路男は昨夜の事を思い返していた。 定期的に襲ってくる睡魔、それを見透かしたかの様に悪戯な刺激を送って来る彼。決してピークに達する事は無い、本当の意味で悪戯な刺激。三十路男は一夜で彼の手中に落ちた。 彼が起きればまた同じ事の繰り返し、悪戯に刺激を与えられ続ける事は火を見るよりも明らかである。脳の指示とは裏腹に行動を起こす身体、既に快楽の虜である。 三十路男は彼から与えられる快感を求めて行動を起こした。 スポンサーリンク300*250 眠る彼に覆い被さる形で四つん這いになり、彼の自由を奪った。 唇が触れそうな距離まで顔を近づけた状態で彼の顔を撫で回す。違和感を感じてウゴウゴする彼の姿を見た瞬間、三十路男に残されていた最後の理性が吹き飛んだ