米連邦地方裁判所の判事が、米国内における複数のサムスン製端末の販売禁止を求めたAppleの請求を却下した。両社の審問は1週間あまり前に開かれていた。 両社の裁判全体をみてきたLucy Koh判事は米国時間12月17日の裁定で、サムスン製品26件の販売を禁止するよう求めたAppleの請求を却下した。同判事は、権利を侵害している機能はいずれもさらに大きな機能セットの一部でしかなく、販売禁止は広範過ぎると述べている。 Koh氏は「本訴訟で問題になっている電話は幅広い機能を搭載しており、Appleの特許が対象としているのはそのほんの一部に過ぎない」「Appleは特定の機能を自社限定にする一定の権利を有するが、無数の機能の中に権利の保護された限定的な機能がいくつか組み込まれているからといって、すべての製品を永久に市場で禁じるべきではない」と記している。 Appleは裁定についてコメントするのを控えて
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