「ザ・フェミニズム」上野千鶴子・小倉千加子 ◆意地悪さ爆発 この本を読んだ友達二人から異口同音に「上野千鶴子がめちゃめちゃ性格悪くて、小倉千加子が(必要以上に)まとも/いい人に思える」と聞いていた。読んだら、その通りだった。この本読んだら誰もが小倉千加子を応援したい気持ちになると思う。 小倉千加子が上野サンの意地悪に負けてなくて、というか意地悪を楽しんでる余裕さえ見せてるところが好印象。「上野さん、嘘つきやわ!」「あの頃(80年代)いっぱい本出して儲けたくせに」「医者の娘の上野さんに言われたくないよね」 狸の化かし合いみたいで、この人たち、仲悪いんやろか、と思ってしまう。 中にこんな話があった。 ある時上野千鶴子が名古屋市に呼ばれてやった講演に小倉千加子が客として見に行き、そこで上野氏が主催者の女性役人をボロカスにこきおろしてるのを見た。 「この人(女性役人)、こんなみんなの前で恥かかされ