印刷 東京都教育委員会は4日、前日実施した教員採用試験の1次選考で論文試験の問題文に不備があり、90分間の試験時間を途中で30分間延長したと発表した。この際、日大文理学部(世田谷区)で受験した1教室23人に指示が伝わらなかった。都教委は23人について不利益にならないような措置をとるとしている。 都教委によると、3種類ある論文試験のうち、非常勤教員経験者の受験者(約100人)がどの問題を解けばよいか明記していなかった。受験者の区分ごとに会場を分けていないため、試験時間の後半に、約1万5千人の全受験者を対象に30分間延長したという。