タグ

2009年6月24日のブックマーク (1件)

  • 大東亞ナビ 新京特別市:都市形成の特色

    「一〇万の生霊と二〇億の国帑」によって購われた満洲に建設された満洲国、その首都が新京特別市である。 新京は大陸の荒漠たる原野に突如として出現し、我が国の敗戦とともに多くの在満邦人の生命財産もろとも滅亡した。当時新京に在住していた栗原仲道氏は「新京よ。ああ私たちは君の名をいかばかりか誇りをもって呼んだことだろうか」と郷愁を込めて回想する。そのような誇りは故無きものではなく、まさに新京は、当時の日がその威信をかけ、持てる都市建設技術の総力を結集した近代都市であった。 新京は世界を代表する都市の傑作でありながら、その事実は日でも世界でも殆ど知られていない。稿においては、新京とその前史となる長春の形成を検討することにより、新京都市発展の特徴を指摘する。 ■前史:日露戦争から満洲国成立まで 長春の地には18世紀末より入植者が増加し、満洲人・蒙古人・漢人による集落が形成されていた。1865年、地