皆さん、星空ぱぶ店主の岡崎です。ご無沙汰しています。また、「星空ぱぶ」ブログを再開しますのでよろしくお願いします。 さて、今日のテーマは「宇宙のゴミ問題」です。中国の有名な故事に「杞憂」という話があります。古代中国の杞国に「天が崩れてきたら逃げるところもない」と心配のあまり、不眠症になった人がいました。友人が「天は大気の集まりだ。体を動かしたり、息を吸ったりするのも、天の中にいて行っていることだから、天が落ちてくるかもしれないと心配することはない」と諭しました。ところが、「日や月や星が落ちてきたりしないか」と別の心配です。友人は「日や月や星も大気の中で光っているだけだから、落ちてくるわけはない」と言いました。そこから「無用の心配をする」「取り越し苦労」という意味で使われています。 しかし、杞の国の人の心配があながち取り越し苦労であるとは言えなくなっています。1957年、ソ連(当時)は世界初
米国の健康維持システムで使う視力検査表を手に。宇宙にいくと視力が衰える飛行士もいるらしいが古川飛行士は変化なしだという。(提供:JAXA/NASA) 6月8日に国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられた古川聡宇宙飛行士。7月はスペースシャトルの最後の飛行を宇宙で迎え、8月末にはロシアの貨物船プログレスの打ち上げ失敗に直面するなど、滞在中に様々なできごとがあった。だがどんな時も笑顔を忘れず仕事熱心な彼の評価はNASAでも高い。古川飛行士の帰還は、飛行計画の見直しにより当初予定よりのびて11月22日に。宇宙滞在は168日となり、日本人連続宇宙滞在最長記録を達成する見込み。つまり「日本人で連続して宇宙に一番長くいた男」となるのだ! それぐらいのご褒美は当然だろう。なぜなら古川飛行士は「待ち続けた男」だから。宇宙飛行士候補者に選ばれてから宇宙に飛び立つまで12年間。同期の星出彰彦飛行士や
かつて地球は全球凍結したとするスノーボールアースという仮説があります。地球が氷におおわれたのは25〜27億年ほど前および約7億年前とされ、とくに後者のスノーボールアースは、それ以降の生物進化とかかわっていると考えられています。 スノーボールアース仮説の1つの課題は、地球が全球凍結の状態からどうやって回復したかを説明することです。火山によって大気中に放出された二酸化炭素の増加がその原因だったとするのが有力な説ですが、『nature』誌の10月6日号に、これに疑問を投げかける論文が載っていました。 約7億年前のスノーボールアース(スターチアン氷期およびマリノアン氷期)が終わったのは、6億3500万年前のことです。これまでの研究では、この時期の大気中の二酸化炭素濃度は現在の50〜225倍とされてきました。パリ大学地球物理学研究所のSansjofre らは、当時の氷河堆積物の表面をおおっていた
宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、2011年9月24日から27日まで航空機搭載合成開口レーダ(Pi-SAR-L : L-band - Polarimetric and interferometry - Synthetic Aperture Radar)によりタイ王国での豪雨災害の観測を実施しました。 現在、雨期であるタイ国では豪雨のために7月中旬頃から断続的に洪水が発生し、合計で280人以上の死亡者が出ている他、農業・工業等タイ経済全体への影響も甚大なものとなりつつあります。 今回の観測では、タイ国中部、チャイナート県 (Chai Nat Province)周辺のChao Phraya(チャオプラヤ)川沿いの被災地域を対象としました。図1に、今回の観測範囲を示します。 図2: Pi-SAR-Lによるチャイナート県付近の9月24日から9月27日の間の水害域変化抽出画像 図2は、Pi-
2011年10月14日 瑞星公司は中国の宇宙ステーション実験機「天宮1号」のコンピュータウイルス対策、情報セキュリティ対策を一手に担っている。天宮1号の実際の運行において、同社のウイルス対策は良好に機能し、ウイルスの作動を阻止することに何度も成功している。科学時報が14日付で伝えた。 セキュリティ対策は北京宇宙飛行制御センター、遠望号測量船、酒泉衛星発射センターの3地点で実施。同社はこの3地点に中国一流のセキュリティ専門家を配置し、北京宇宙飛行制御センターから全ての関係端末の状態をコントロールし、指示を出している。 同社エンジニアの楊金元氏によると、海外ではこうしたセキュリティ対策は通常、専門の軍需企業が担当しており、その任務の複雑さ、精密さ、難しさはオリンピックのセキュリティ任務を遥かに上回るものだという。
日本試験機工業会(岡崎由雄会長会長)は昭和15年発足以来、今年2月で創立70周年を迎たが、これを記念して10月12日、東京・港区のホテル日航東京で創立70周年記念式典を開催した。 式典は記念講演と懇親会の2部構成がとられた。式典の冒頭、あいさつに立った岡崎会長は同工業会の70年の歩みを概略紹介し「現在はアジア系企業の台頭で国境のないグローバルな発展の時代に突入、このため試験機業界の役割もますます重要になることが予想され、このニーズに応えるため、我々も技術力を高めることが課せられた課題である。さらに販売ソフト面まで含めた活動が重要になっていくと考えている。 今後は会員企業と顧客のコミュニケーションを一層強固なものとし、時代にマッチする試験機の開発を推進し、わが国機械業界発展のための縁の下の力持ちとなり得るよう役割を果たしつつ、今後の80年、90年、100周年に向けて頑張っていきたいと存じる」
Image credit: ISRO インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間10月12日11時1分(日本時間14時31分)、フランス国立宇宙研究センター(CNES)と共同開発した気象衛星「MEGHA-TROPIQUES」などを載せたPSLVロケット(PSLV-C18)を、サティッシュ・ダワン宇宙センター(SDSC)から打ち上げた。 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約22分後に「MEGHA-TROPIQUES」、その数分後に3基の小型衛星をそれぞれ所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。PSLVの打ち上げは今年6月以来、約4ヶ月ぶり。 「MEGHA-TROPIQUES」はインドとフランスが共同開発した気象衛星で、重さ約1000kg。4種類の観測機器を搭載し、地球の大気構造を調べ、温度を水蒸気などを測定する。 なお、今回の打ち上げはPSLVロケットにとって20回目の打ち上げ
【2011年10月17日 アルマ望遠鏡メールマガジン】 構想30年、建設8年を経て先月30日にいよいよ初期科学観測を開始した南米チリのアルマ望遠鏡。この世界最大の電波望遠鏡と期待される成果について、研究者のトークを聴ける講演イベントが開催される。 10月22日 講演会「いよいよ開眼!アルマ望遠鏡」 9月30日に科学観測を開始したアルマ望遠鏡。そもそもアルマ望遠鏡とはどんな望遠鏡で何がすごいのか。これからどんな宇宙の姿が明らかになっていくのか。斎藤正雄・国立天文台ALMA推進室助教/東アジアアルマプロジェクトサイエンティストがアルマの今とこれからを語ります。 ■ 日時: 2011年10月22日(土) 18:30〜20:30 ■ 会場: 杉並区立科学館 ■ 参加方法: 無料。事前申し込み不要 10月29日 Science Talk Live@三鷹ネットワーク大学 「電波天文学者 平松正顕さんが
【2011年10月17日 すばる望遠鏡】 7月2日の冷却液漏れのトラブルのあと、ナスミス焦点、カセグレン焦点での観測を再開していた「すばる望遠鏡」が、9月22日に赤外線用主焦点での観測も再開した。可視光用主焦点は、数か月後の再開に向けて修復作業が続いている。 7月2日に主焦点部からの冷却液漏れトラブルに見舞われた国立天文台のすばる望遠鏡(米ハワイ島)では、7月22日からナスミス焦点、8月26日からカセグレン焦点での共同利用観測が再開されている。 赤外線用主焦点においても、9月20日の試験観測後、9月22日から共同利用観測が再開された。この焦点では、ファイバー多天体分光器(FMOS)を用いた観測が行われる。 FMOSは、すばるの主焦点でとらえた広い領域内で、最大で400もの天体の光を近赤外線で同時に分光観測(注)することができる装置だ。遠方の銀河やクエーサー、星団の中の星など、さまざまな天体
【ニュース】スカパー!、Android端末でも視聴可能なビデオ・オンデマンドサービス「スカパー!オンデマンド」を10月25日より開始投稿日:2011/10/17 更新日:2011/10/17[PR記事] スカパーJSAT株式会社は、「スカパー!オンデマンド」の提供を10月25日から開始する。 テレビだけでなく、AndroidをはじめとしたスマートフォンやタブレットにPCといった、様々な端末で同社の衛星放送サービスである「スカパー!」のコンテンツが視聴できるビデオオンデマンドサービス。 「スカパー!オンデマンド」の番組内容は、10月25日の提供開始時点ではキャンペーン期間(11月30日まで)として、海外サッカーや格闘技などのコンテンツを無料で提供予定。 12月1日からは本格的にサービスを開始する。最終的には現在「スカパー!」で放送しているチャンネルと連携したセット商品や、見逃し番組、アーカイ
トップ > 三重 > 10月17日の記事一覧 > 記事 【三重】 名古屋-志摩間で星空列車 近鉄と三重大が企画 Tweet mixiチェック 2011年10月17日 暗い水槽の中にいる魚をのぞき込む子どもたち=志摩市の志摩マリンランドで 近鉄と三重大生が共同企画した列車ツアー「星空列車で行く 水族館ナイトツアー&星空観察会」が15、16日、志摩市を目的地に開かれた。 ツアーに若者のアイデアを取り入れようと、三重大人文学部の金融論ゼミの学生と連携した企画の第2弾で、東海3県などから親子連れら33組93人が参加した。 参加者は名古屋発の貸し切り列車で志摩へ。準備に携わった学生11人のうち、5人が同行した。 列車一両の窓をパネルでふさいで暗くしてプラネタリウムのようにし、星空を映し出した。学生が宇宙や星座について解説した。 志摩市の水族館「志摩マリンランド」では、同館で初の試みとなる、照明を落
サターンV型ロケットやスペースシャトルを運搬した、ケネディ宇宙センターの 『Crawler Transporter(クローラー・トランスポーター)』1/144 モデルを発売! エンタテインメント・音楽関連 人類初の月面着陸を支えた雄姿を、3D プリント技術により忠実に再現! 3D データを立体出力する、オンライン造形サービスの「INTER-CULTURE(インターカルチャー)」(株式会社インクス)は、実際にケネディ宇宙センターでサターンV型ロケットやスペースシャトルを運搬した『Crawler Transporter(クローラー・トランスポーター)』の1/144 スケールモデルを発売します。本商品は、ハイエンド3D プリンター製の模型シリーズ「My Scale Model」の新作。ホワイトモデルを2011 年10 月12 日、カラードモデルを2011 年10 月28 日に、当社「INTER-
水処理大手の栗田工業は17日、独立行政法人の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、国際宇宙ステーション(ISS)から出る水分を回収し、飲用可能レベルまでにする技術を共同研究すると発表した。実現すれば、宇宙空間内で長期、安定的に飲料水を獲得することにつながるという。
イランの首都テヘラン (Tehran)で、マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領の臨席のもと国産衛星4種類の試作品と共に公開された、内部に生きたサルを入れた宇宙カプセルの複製模型(2011年2月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/VAHIDREZA ALAEI 【10月17日 AFP】イラン政府は12日、宇宙にサルを送る計画が前月失敗に終わったことを明らかにした。イランは同計画を有人宇宙飛行に向けた第一歩と位置づけていた。 イラン学生通信(ISNA)によると科学技術副大臣は記者団に対し、「生きた動物(サル)の入ったカプセルを乗せたカボシュガル5(Kavoshgar-5)ロケットを(8月23日から9月22日にあたるイラン暦の)シャフリバル月に打ち上げた」と語った。「だが、予想された目的のすべてが達成されなかったため、打ち上げは公表されなかった」 科学技
瑞浪市にある県先端科学技術体験センター(サイエンスワールド)の来館者100万人達成を記念した講演会が16日、同センターで開かれ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の阪本成一教授が「小惑星探査機『はやぶさ』の挑戦」と題して小惑星探査の意義などを語った。 阪本教授は訪れた約100人の親子連れを前に、はやぶさ開発の秘話や宇宙の中での地球・人類についての考えを披露。「小惑星を調べることは、太陽系の誕生の謎を解き明かすための手がかりになる。地球が生まれる前の太陽系がどうなっていたのかを読み解きたい」と意気込みを述べた。 講演を聞いた土岐市の小学4年生竹重亮佑君は「宇宙に興味があるので、将来は宇宙飛行士になって火星に行きたいです」とうれしそうに話していた。同センターでは今年8月、来館者が100万人を突破した。
宇宙航空研究開発機構は、太陽系にある小惑星5120個の大きさなどの情報を記載した世界最大のデータベースを作成し、ホームページで公開した。 宇宙機構は「『はやぶさ』が行ったような小惑星探査のほか、太陽系誕生の謎を探る研究にも活用できる」としている。 太陽系には小惑星が約50万個以上存在すると見られているが、観測が難しく、大きさなどの基本的情報すらわかっていないものが多い。宇宙機構は赤外線天文衛星「あかり」で、小惑星から放射される赤外線を詳しく観測、直径数百メートルの比較的小さな小惑星を含む5120個の大きさを高精度で決めることに成功した。従来のデータベースは約2000個が最大だった。 小惑星は火星と木星の軌道の間にドーナツ状に集まり、「メインベルト小惑星」と呼ばれているが、「はやぶさ」が訪れた小惑星イトカワのように、地球の近くにも一部分布している。
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