GPS衛星の電波が届きにくい屋内でも、比較的正確な位置情報が得られる技術として「IMES」(Indoor MEssaging System)が注目を集めている。6月13~15日に幕張メッセで開催されていた位置情報関連の展示会「Location Business Japan 2012」にて、IMESについての興味深い展示があったので、この位置情報技術について解説しよう。 日本発のGPS補完技術「QZSS」から派生 高精度な位置情報を調べられるシステムとして、米国のGPS(Global Positioning System)が広く使われている。元々は軍事用のシステムだが、現在では民生用途の方で広く利用されているのは、もはや説明の必要もないだろう。十分な信号強度の衛星捕獲が4つ以上捕捉できれば、かなりの精度(補正なしで10m程度)で位置がわかる。 GPSは米国によって運用されているシステムだが、
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