ニュース 携帯端末“鎖国”に終焉 日本通信、MVNOで大手に風穴 MVNOとしてドコモから回線を借りて3Gサービスを展開する日本通信が顧客を急速に開拓しつつある。総務省の強い意向もあり、MVNO事業者が今後増え、多種多様な端末が出てくる可能性も高まっている。 日本通信は大手事業者とは一線を画し、独自に格安の海外メーカー製端末を調達する ネットベンチャーの日本通信が、NTTドコモやKDDI(au)など大手の独占状態にある携帯電話業界に“殴り込み”をかけている。通信インフラを持たない同社は、ドコモの高速通信網を借り、廉価な海外の携帯電話を自由に組み合わせた企業向け情報通信サービスの提供を8月に開始、顧客を急速に開拓しつつある。日本通信のような企業と既存事業者を競わせ、地盤沈下する携帯業界の再活性化を狙う総務省の強い意向もあり、「インフラなし」の携帯事業者が今後さらに増える可能性が高まってきた。