大手電機メーカーの「日立製作所」は、世界最速となる時速72キロのエレベーターを開発したと発表しました。 日立製作所が開発したのは時速72キロのエレベーターで、1階から95階までおよそ43秒で上ることが出来ます。 日立によりますと、現在設置されているものの中で最も速いのは台湾の高層ビルにある時速60.6キロのエレベーターですが、今回はこれを時速10キロほど上回り世界最速になるとしています。 このエレベーターは速度を上げるため従来よりモーターの出力を上げたほか、ロープの重量を30%軽量化するなどしています。 また、乗り心地を快適にするため揺れを制御する装置を従来の倍に増やし、僅かな振動も抑えるようにしたということです。 このエレベーターは、再来年に中国の広州市に完成する地上111階建て高さ530メートルの高層ビルに設置される予定です。 日立によりますと、高層ビルの建設が続く中国は世界のエレベー