さがら総先生著・カントク先生イラストによるMF文庫Jのライトノベル「変態王子と笑わない猫。」。インタビュー後編では、なかなか知ることの出来ない原作小説の様々な疑問・質問についてお答えいただきました!(前編はこちら)。「変態王子と笑わない猫。」の重大なネタバレを含んでおります。三巻読了後にお読みいただくことを推奨します。 ■一巻のラストは、月子と横寺の絆の深さに注目! ―――タイトルのキャッチーさだけではなく、お互いの「本音」と「建前」を取り戻すという内容もユニークだと感じました。 さがら総(以下、さがら):最初は悩みを抱えた女の子をたくさん出して、それを解決していく話……漫画で言うと『地獄先生ぬ○べ○』や『神のみぞ○るセ○○』みたいな話を考えていて、その中のひとつ「笑えなくなった女の子」というのを膨らませてメインにしました。 ―――「望まない形で願いを叶える」という部分で、「猿の手」(注釈