ことし、最も話題になった人物かもしれません。 日本ボクシング連盟の山根明 前会長。 「奈良判定」と呼ばれる審判の不正や助成金の流用が指摘され、8月に辞任。取材を続けると、「カネ」の問題について新たな疑惑も見えてきました。一連の騒動から、私たちは何を学ぶべきなのか解説します。(スポーツニュース部記者 清水瑶平) 「奈良判定」。 競技団体トップの山根前会長が審判の判定に介入し、ゆかりの深い選手に有利な判定が行われたとされる疑惑をあらわした言葉です。 ことしの新語・流行語大賞のトップ10にも選ばれたこの言葉ですが、私は初めて耳にしたとき、にわかには信じられませんでした。 私自身、大学時代はボクシング部に所属し、全日本選手権で都道府県代表に選ばれたこともありました。事実であれば、リングの上に青春をかけてきた多くの選手たちの努力が、すべて意味のなかったことになるのではないか。スポーツの価値そのものが
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