[CEDEC 2008#10]カプコンの最新フレームワークによるサウンド制作の提案 ライター:榎本 涼 カプコンは近年「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」,「モンスターハンター」といったタイトルで,国内のみならず海外でもビッグヒットを飛ばしている数少ない「海外で戦える日本ゲームメーカー」の1社である。本セッションでは,そのカプコンのサウンド開発者3名が出席し,その開発環境を「赤裸々に(岸氏)」公開している。 通常,メーカーの開発環境は極秘にされることが多いこの業界において,ご本人達も認めているとおりなかなか「異色の」セッションとなった。大手メーカーの自社開発ツールの公開自体,ゲーム開発者にとって非常に興味深いものであるが,同時に,現在の業界の方向性と,解決すべき問題も見えてくる結果となった。本稿では,セッションに参加したサウンドデザイナーでもある筆者の所感を交えたレポート