指揮者・沖澤のどかさん インタビュー一問一答 ~追究する音楽、そして地元・青森への思い~ 佐藤裕太(記者) 2023年01月11日 (水) 2023年・ことし注目される人にインタビューする「ことしにかける」。 三沢市生まれ、青森市育ちの指揮者・沖澤のどかさんに話を聞きました。 4年前に若手指揮者の登竜門として世界的に知られる「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝し、その後、国内外に活躍の場を広げてきた沖澤さん。ことし4月には、青森で初めて凱旋(がいせん)公演を行うとともに、関西の名門・京都市交響楽団の常任指揮者に就任します。 大きなターニング・ポイントになる1年のスタートにあたり、沖澤さんが追究する音楽や地元・青森への思いなどを聞きました。 今回は特別に、放送で紹介しきれなかった部分も含めて一問一答をお届けします。 ――あけましておめでとうございます。どんな1年のスタートになりましたか?
大津市のびわ湖ホールが3年前から公演してきた大作オペラの完結編が、新型コロナウイルスの影響で7日、観客を入れずに上演され、インターネット上で配信されました。 このオペラは、ドイツの作曲家、ワーグナーの「ニーベルングの指環」で、世界を支配する力を持った指輪をめぐる神話を題材にした作品です。 上演時間はあわせて15時間を超える4部構成の大作で、日本でも有数のオペラ劇場とされるびわ湖ホールが、3年前から1部ずつ公演してきました。 完結する予定だったことしは、新型コロナウイルスの影響で公演の中止が決まりましたが、ファンの期待は高く、びわ湖ホールは観客を入れずに上演して、ユーチューブで配信したものです。 完結編の「神々の黄昏」は指輪をめぐって愛を引き裂かれた男女を中心に話が進み、ホールにはオーケストラの荘厳な演奏と歌声が響き渡りました。 指揮者の沼尻竜典さんは「拍手が聞こえずふだんと感覚は違ったが、
『かなフィル×仙台フィル緊急対談!』 “中の人”などいな・・・、いや、やっぱりいた!! ふたりの中の人が明かす、オーケストラ広報の裏ばなし 2018.03.14 クラシックやオーケストラを知らなくてもなんだかおもしろい!? かなフィルさんと仙台フィルさんの絶好調なつぶやきたち −ついに、中の人登場ですね。Twitterでは、かなりユニークなつぶやきもしていて、とても人気だとか? 【仙台フィルさん】ありがたいことですが、正直、反響に自分たちが驚いている面もありますね。これまでで、とくに反響が大きかったのは2017年1月につぶやいた「空前絶後のォォ!!!」の件。お笑い芸人のサンシャイン池崎さんのセリフをお借りして仙台フィルの紹介をしたのですが(笑)・・・、これがみなさんに受け入れられた。1000件以上リツイートされ、いくつかのテレビ番組でも取り上げていただきました。 あと、「飴」の件も。パイン
みなさん、日本のオーケストラ聴きに行っていますか??先日、日本のクラシック音楽ファンは減ってないのではないか、という仮説を示すための具体的な数値に「日本プロフェッショナルオーケストラ年鑑」のデータを使用しました。 で、ついでに、おまけというか遊びとして、各オーケストラの演奏回数、会員数、入場者数、収入のデータでランキングを作ってみました。 データは2013年度のものです。 対象はオーケストラ連盟に加入している25団体で、次のオーケストラが該当します。 札幌交響楽団 仙台フィルハーモニー管弦楽団 山形交響楽団 群馬交響楽団 NHK交響楽団 新日本フィルハーモニー交響楽団 東京交響楽団 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 東京都交響楽団 東京ニューシティ管弦楽団 東京フィルハーモニー交響楽団 日本フィルハーモニー交響楽団 読売日本交響楽団 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 オーケストラ・アン
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アルゼンチン出身の世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチさんの名前を冠した施設が大分県別府市に完成し、アルゲリッチさん本人がこけら落としのコンサートで演奏を披露しました。 15日は関係者が出席してしゅんこう式が行われ、アルゲリッチ芸術振興財団の理事長を務める大分県の二日市副知事が「現役の演奏家の名前を冠した世界に唯一無二の施設で、大分県の芸術の振興に生かしたい」とあいさつしました。 式典のあと、150人収容のサロンでアルゲリッチさん本人が出演して、こけら落としのコンサートが開かれました。アルゲリッチさんはアルゼンチン出身の73歳で、卓越した技術と力強い演奏で半世紀以上活躍し、世界最高峰のピアニストと言われています。アルゲリッチさんは日本の若手バイオリニストなど4人とともに、シューマンの楽曲を演奏しました。 東京から訪れた女性は「引き込まれるような演奏で今も興奮しています。生で聴くことができ
先週、米国の名門歌劇団「ニューヨーク・シティ・オペラ」が資金繰りに行き詰まり70年の歴史に幕を下ろすことになったことが分かり、世界のエンタメの中心地でおきたクラシック団体の経営破綻は日本の音楽業界にも衝撃を与えた。大阪でも経営面で課題山積のオーケストラがある。堺市堺区に本拠地を置く大阪交響楽団は昨年度末に昭和55年の創立以来初めて楽団員、事務局員に対する給与の遅配がおきた。だが、楽器のメンテナンスすらなかなかできない状態の中、楽団員たちは「音楽ができる場がある」と真摯に音楽に取り組んでいる。(安田奈緒美)“昔の名前”のままで 10月10日、大阪交響楽団は本拠地を置く堺市から離れた大阪府泉大津市の多目的ホール「テクスピアホール」で2日後の本番に備えて練習していた。 ホール楽屋口には「大阪シンフォニカー交響楽団」と大きく書かれた楽器運搬車が駐車してあった。平成22年に「大阪シンフォニカー交響楽
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