サブプライム問題に端を発したクレジットクランチは、各国中央銀行の積極的な流動性供給や先週のFedの利下げもあって、短期的には落ち着いたように見えるかもしれません。しかし投資家の懸念が完全に終息したとは、まだ言い切れない気がします。 9月22日のEconomist「Will the credit crisis trigger a downturn?(クレジット危機は景気減速をもたらすか)」にもあったように、資金調達コストの上昇はじわじわと景気の足を引っ張ると考えられるため、今後の注目はクレジット市場そのものよりも、経済全体への影響に変わってきたと言えるかもしれません。 ただウォールストリートでは、$300bnとも$400bn(約35~46兆円)とも言われるLBOローンが今後市場に出てくると言われていることもあり、クレジットの問題そのものに対する注目は引続き極めて高い気がします。と言うのもデッ