コラム 【石井紘人コラム】アジアカップ、垣間見えたキャプテンシー Tweet 2011年01月28日10:48 Category:コラム石井紘人 2010年南アフリカW杯、ブラジル対ポルトガル戦。すでに決勝トーナメント進出を決めていたブラジルは緊張から開放されたかのように本来の攻撃力をみせ、引き分けが最低条件のポルトガルが守る形となった。それに伴いフィジカルコンタクトが多く激しい展開となる。W杯本大会で最多タイの8試合の主審を務めたベニート・アルチュンディア氏(メキシコ人)は、前半だけでブラジルに3枚、ポルトガルに4枚の警告を与えた。 後半開始前、クリスティアーノ・ロナウドは痺れをきらしたかのようにアルチュンディア氏の元に向かい、1分近く熱っぽく何かを説明していた。“カードを出しすぎだ”など異議を唱えていると思いきや、「前半は少し興奮していた選手もいた。だから、後半はキャプテンである僕がチ