DV被害者の話を聞く一般社団法人「白鳥の森」の野口登志子代表理事(右奥)ら=徳島県の白鳥の森で2024年1月10日午後5時4分、川原聖史撮影 「食べ物に下剤を入れられた」「ゴキブリやムカデの死骸を寝室や玄関に置かれた」――。アンケート結果には、DV(家庭内暴力)被害の状況が詳細に記されていた。回答者は全員男性だ。「DV被害に遭うのは女性」「男性は女性より強くて当たり前」といった社会の固定観念が、被害男性を追い詰めている実態が明らかになった。【川原聖史】 アンケートは徳島県の2023年度「DV被害者セーフティネット強化支援事業」の一環で、同県でDV被害者支援に取り組む一般社団法人「白鳥の森」が実施。これまで同法人が相談を受けた20~50代の男性20人を対象に行い、全員から回答を得た。 配偶者から男性へのDVは、殴られたり、けられたりする身体的暴力だけではない。回答には、仕事のため帰宅が遅くな
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