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ブックマーク / number.bunshun.jp (72)

  • プロ野球で異常事態「何かがおかしい」ホームランが消えている…なぜ? 村上宗隆も発言「“飛ばないボール”は本当か」専門家にズバリ聞いた(曹宇鉉)

    バットの芯で捉えた“いい角度”の打球が空中で失速し、フェンス手前で外野手のグラブに収まる――熱心なプロ野球ファンなら、今季どこかでそんなシーンを目撃した記憶があるのではないだろうか。 異例の事態「ホームランが消えている」 6月14日の試合を終えた時点で、セ・リーグの平均打率は.235、1球団あたりの1試合平均得点は3.02。同パ・リーグの平均打率は.240、平均得点は3.22と、近年まれに見る“投高打低”だった昨季をも下回る超低水準となっている。打率3割を超える打者はヤクルトのサンタナ(.319)、ソフトバンクの近藤健介(.341)、日ハムの田宮裕涼(.335)と、セ・パを合わせて3名しかいない。 さらに深刻なのが「野球の華」とされるホームランの減少だ。過去半世紀の記録を遡ると、規定の反発係数(※打球の飛距離を左右するボールの跳ね返りやすさ)を満たしていない“違反球”が使用された2011

    プロ野球で異常事態「何かがおかしい」ホームランが消えている…なぜ? 村上宗隆も発言「“飛ばないボール”は本当か」専門家にズバリ聞いた(曹宇鉉)
    hannover
    hannover 2024/06/15
    去年と今年の1年間でホームランの本数が30%以上減少しているペースなのは明らかに異常だし、由伸や今永といった大エースが今年からメジャーに行ってるから投手のレベルアップの一言で片付けるのは流石に無理があるか
  • 「決断は2日前」筒香嘉智32歳が明かす横浜DeNAベイスターズ復帰の舞台ウラ…巨人入り報道で“裏切り者”呼ばわりも「少し嬉しかった」(鷲田康)

    4月20日。5年ぶりに横浜DeNAベイスターズへの復帰を決めた筒香嘉智外野手が、横須賀スタジアムでの巨人との二軍戦で実戦復帰を果たした。 古巣ベイスターズで“まさかまさか”の復帰劇 「4番・DH」で先発出場。 「この実戦では久々の日人投手の間合いを計りたいと思っていたのですが、まさかまさかでした」 こう苦笑いを見せた復帰初戦の巨人の先発は、日人ではなくまさかのヨアンデル・メンデス投手。しかも第1打席は初球の内角球が右肘にドスン。こちらもまさかのデッドボールでの復帰初打席となった。第2打席は空振り三振。そして待望の初安打は5回2死二塁で迎えた第3打席だった。メンデスのストレートを中前に弾き返すタイムリー安打を放って、初打点もマークした筒香は復帰初戦の感想をこう語った。 「久しぶりの実戦で昂るものがあった。試合をできる喜びを感じながら、幸せな時間でした」 2019年10月7日のセ・リーグ、

    「決断は2日前」筒香嘉智32歳が明かす横浜DeNAベイスターズ復帰の舞台ウラ…巨人入り報道で“裏切り者”呼ばわりも「少し嬉しかった」(鷲田康)
    hannover
    hannover 2024/04/22
    スポニチは本当にクソだった…
  • 「毎日何品もご飯を作るとか、私はしないからね」夫はオリックス若月健矢…声優・立花理香が初めて明かすイマドキ“プロ野球選手妻”のリアル(曹宇鉉)

    野球 プロ野球 「毎日何品もご飯を作るとか、私はしないからね」夫はオリックス若月健矢…声優・立花理香が初めて明かすイマドキ“プロ野球選手”のリアル

    「毎日何品もご飯を作るとか、私はしないからね」夫はオリックス若月健矢…声優・立花理香が初めて明かすイマドキ“プロ野球選手妻”のリアル(曹宇鉉)
    hannover
    hannover 2023/12/12
    良い話だなぁ
  • チェコ史上初の「野球テレビ中継」、選手の本業は「地理教師・消防士・金融アナリスト」…WBCチェコ代表を“絶対好きになる”話(水次祥子)

    相撲、どこに行ったら見られるの? 屋根のある球場だけでなく、選手たちのほとんどは日に来ること自体が初めて。だからこそ目にするものすべてが新鮮だった。ジーマはうれしそうにこう続けた。 「日文化べ物も気に入ったよ。スシに、ラーメン。何ていう名前だっけな、あのラーメンは……。とにかく辛くておいしかった。日文化や伝統もいいね。お寺とか、細かいディテールにこだわるところとか」 ディテールとは? 「例えばレストランで、箸の置き方とかもてなしの仕方とか。何でもきちんとした決まり、約束事がある。(土俵に上がってから儀式がある)相撲もそうだよね。実はすごく相撲を見に行きたいと思っているんだ。どこに行ったら見られるの? 連れていってほしい」 そう言って人懐っこそうな笑みを浮かべた。 チームの大黒柱は「業・消防士」 チェコ代表は、昨秋にドイツで行われた予選A組(ヨーロッパ・アフリカのチームが出場

    チェコ史上初の「野球テレビ中継」、選手の本業は「地理教師・消防士・金融アナリスト」…WBCチェコ代表を“絶対好きになる”話(水次祥子)
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    hannover 2023/03/11
  • 「あれは“私たち”のシステムだ」元広島・ミキッチが語る森保監督の手腕とは? 露骨な“手のひら返し”に「すべてが白か黒じゃない!」(長束恭行)

    サッカー サッカー日本代表 「あれは“私たち”のシステムだ」元広島・ミキッチが語る森保監督の手腕とは? 露骨な“手のひら返し”に「すべてが白か黒じゃない!」

    「あれは“私たち”のシステムだ」元広島・ミキッチが語る森保監督の手腕とは? 露骨な“手のひら返し”に「すべてが白か黒じゃない!」(長束恭行)
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    hannover 2022/12/02
  • 三笘薫も驚き「ここでやるとは…」あのドイツ戦ハーフタイムに何があったのか?「ぶっつけ本番」の3バックでも迷いが生まれなかったワケ(戸塚啓)

    サッカー サッカー日本代表 三笘薫も驚き「ここでやるとは…」あのドイツ戦ハーフタイムに何があったのか?「ぶっつけ番」の3バックでも迷いが生まれなかったワケ

    三笘薫も驚き「ここでやるとは…」あのドイツ戦ハーフタイムに何があったのか?「ぶっつけ本番」の3バックでも迷いが生まれなかったワケ(戸塚啓)
    hannover
    hannover 2022/11/26
  • 「こんなオリンピックはもうないですから」逆境こそ財産、高校バレーの名将が渾身エール「アスリートは応援されることに慣れ過ぎている」(田中夕子)

    まるで「スポーツの祭典」が始まるとは思えない空気感の中で、いよいよ東京五輪が開幕する。 相次いで露呈する問題の数々、決してクリーンとは言えない背景……新型コロナウイルスという想像もできなかった事態を差し置いても、連日の報道に、楽しみどころか嫌気が差すばかりという声があちらこちらから聞こえてくる。来なら、初めての自国開催の五輪に向けて抱負を語るはずのアスリートたちが、まるで悪のように扱われるのが現状だ。 もちろん、医療体制や経済状況を考えれば、すべてが五輪を肯定する意見ばかりでないのは当たり前。むしろ、ルーツを東北に持つ1人としては「復興五輪はどこへ行った」と叫びたくもなる。 この場所を目指して必死で取り組み、家族との時間や引退後のキャリアを犠牲にしても挑戦を続けて来た選手がいる一方で、同じように多くの時間をかけても、この場所に立つことすら叶わず、夢半ばで挑戦を終えた選手もいる。ようやくた

    「こんなオリンピックはもうないですから」逆境こそ財産、高校バレーの名将が渾身エール「アスリートは応援されることに慣れ過ぎている」(田中夕子)
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    hannover 2021/07/23
  • 女子サッカーに熱狂するスペイン。観客は6万人超、視聴率は20%も。(工藤拓)

    史上最高の観客数6万人超えとなるなど、国民の間でも注目度が急激に高まるスペイン女子サッカー。代表の強化も着々と進んでいるようだ。 今年6月7日に開幕する女子ワールドカップに向け、スペインの女子フットボール界がかつてない盛り上がりを見せている。 1月30日に行われたコパ・デ・ラ・レイナ(女王杯)準々決勝では、アスレティック・クルブの拠地サン・マメスで、平日夜の開催ながら4万8121人の観衆を集めたことが話題となった。 これまでスペイン女子フットボール史上最多観客動員は、旧サン・マメスで2003年に記録した3万6000人だった。その記録を16年ぶりに大幅更新したのも束の間、3月17日には女子トップリーグのリーガ・イベルドローラ、アトレティコ・マドリー対バルセロナの首位決戦が6万739人を記録した。 また、4月にはバルセロナが女子チャンピオンズリーグの準決勝でバイエルンを破り、スペイン勢として

    女子サッカーに熱狂するスペイン。観客は6万人超、視聴率は20%も。(工藤拓)
  • オシム「愚かなプレーは無かった」サウジ戦で見えた日本サッカーの進化。(田村修一)

    にとって厳しい戦いとなったサウジアラビア戦、終了直後にグラーツの自宅に電話をかけると、聞こえてきたのはアシマ夫人の弾んだ声だった。こちらが何かを言う間もなく、「イバンに代わります」といって、夫人がオシムに受話器を手渡した。 オシムの声も弾んでいた。もちろん筆者の声も。ただ、その明るさには、シビアな試合を冷静に戦い抜いて結果を得たことへの安堵と晴れがましさだけではなく、日が直面したリアルな現実への懸念も少し混じっていたように思う。 語るべき点が多かったサウジ戦をオシムは高く評価した。厳しい戦いの中に、彼はいったい何を見たのか。 「後方で愚かなプレーがなかったのは二歩前進」 ――元気ですか? 「ああ、君はどうだ(笑)?」 ――まあ元気ですけど……。 「けど、はないだろう。試合に勝ったのだから(笑)」 ――そうなんですが、厳しい試合でした。 「簡単ではなかった。サッカーは世界的に均一化に向

    オシム「愚かなプレーは無かった」サウジ戦で見えた日本サッカーの進化。(田村修一)
  • 2度の解任劇で失格の烙印……。ロペテギの運の炎を消した死神。(吉田治良)

    「人は皆、同じ量の運を持って生まれてくる。その運を使いながら人は生き、そして使い切って死んでいく」 立川志の輔が演じる落語「死神」の一節だ。 借金で首が回らなくなった主人公のもとに現われた死神は、こう続けるのだ。 「お前にはまだ運が残っている。人は運を残したまま死なないものだ。なぜって? 俺たち死神はそれが大嫌いだからさ」 だとすれば、フレン・ロペテギはすべての運を使い果たし、そしてあっけなく死神に連れ去られてしまったのだろうか──。 10月28日のラ・リーガ第10節、宿敵バルセロナとのエル・クラシコで1-5の大敗を喫した翌日、レアル・マドリーのロペテギ監督が解任された。 ロシアW杯の開幕2日前にスペイン代表監督の座を追われてから、まだ4カ月ほどだ。この短期間での2度の解任劇はイメージ的にも最悪で、指導者としてのキャリアに深い傷を残してしまった。 レアルの監督になる幸運と引き換えに。 彼が

    2度の解任劇で失格の烙印……。ロペテギの運の炎を消した死神。(吉田治良)
  • オシム「サッカーの未来が分かる試合」クロアチアvs.イングランドの重要性。(田村修一)

    「日はどうなっているのか。また台風の犠牲が出たのか?」というのが、開口一番のイビチャ・オシムの言葉だった。 「台風ではなく豪雨ですが大きな犠牲が出ています」と答えると、「1日も早く復興して欲しいし、いつの日にかこうした災害の犠牲がなくなることを願ってやまない」とオシムは続けた。 今しがた終わったばかりのクロアチア対ロシア戦の興奮が冷めやらぬ私に、彼の言葉は冷水を浴びせかけたといってもよかった。クロアチアの準決勝進出をオシムも純粋に喜んでいるだろうと思いこんだのは、あまりにシンプルでナイーブであるといえた。 自分の立ち位置を常に確認し、言及すべきことに言及する。 サッカーに関しても、適切な距離感と客観性を決して失わない。 彼の言葉を聞いて、私も冷静さを取り戻すことができたのだった。 おもむろに彼は語り始めた。ロシア対クロアチアの準々決勝について、クロアチア代表というチームについて、そして次

    オシム「サッカーの未来が分かる試合」クロアチアvs.イングランドの重要性。(田村修一)
  • ベルギー戦後にオシムが喝破した、日本代表のさらなる伸びしろ。(田村修一)

    劇的な結末を迎えたベルギー戦について、イビチャ・オシムに2度電話で話を聞いた。最初は試合の直後、2度目はその3日後である。 喜びと悔しさ、ふたつが入り混じった複雑な感情を呼び起こした試合への思いは、悲しいながら根底に喜びと満足があるという点で、オシムも私たちと一緒だった。 ここに掲載するのは、試合直後に行われたインタビューである。 試合の興奮が冷めやらないなかで、オシムが日サッカーを巡る状況についても冷静に分析していることがよくわかる(なお、長谷部誠の代表引退と、新しい代表監督をどう選べばいいのか、日サッカーがこれから何を目指すべきかを語ったインタビューは、7月10日発売のナンバー臨時増刊号にその骨子を掲載しているので、そちらを参照していただきたい)。 「これで日はどんな試合でも戦える」 ――元気ですか? 「君らは運が良かった」 ――メルシー、そう悪くない試合でしたが……こういう結果

    ベルギー戦後にオシムが喝破した、日本代表のさらなる伸びしろ。(田村修一)
  • 下町ボブスレー、五輪挑戦の6年間。町工場の親父が捧げた匠の技と誇り。(神津伸子)

    「ライバルは、フェラーリにBMW」 モノづくり世界No.1の力をアピールする場は、オリンピック。 下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会(委員長・國廣愛彦)が発足して6年の時が流れた。オリンピック競技のハード作りによる町おこしを目指している一大プロジェクトは、「最高のボブスレーのソリで、下町の技術力を発信しよう」との想いのもと、平昌五輪を目指すマシン作りは最終段階に突入した。 大田区の町工場で、五輪出場を狙う10号機は着々と作り上げられている。 「今、目指すのは五輪出場だけではない。私たちはメダルが獲れる!」 チームが見据える目標は、さらに上へと向かっている。 五輪番まで残り8カ月を切った6月中旬、下町ボブスレー10号機の製作説明会が、大田区産業プラザで開催された。冷たい雨にもかかわらず、区内の数十社の協力企業が集まり、平昌に向けたボブスレー製作への熱気と意気込みが溢れかえった

    下町ボブスレー、五輪挑戦の6年間。町工場の親父が捧げた匠の技と誇り。(神津伸子)
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    hannover 2018/02/09
    「最初の会合では、設計図面200枚を広げて「自分のところで作れるものの図面を持って行ってください。ただし皆さん、製作はタダでお願いします!」と、声掛けした。」うーん…
  • 阪神と3.5差、見え始めた逆転2位。DeNAと嶺井博希に漂う頼もしさ。(日比野恭三)

    敵地甲子園での阪神戦で攻守両面にわたる活躍を見せた嶺井。ハマスタでの3連戦でも……そう期待するファンは多いはずだ。 虎との最終対決5番勝負に臨んでいるベイスターズは、甲子園で2連勝を飾り、明日からの拠地3連戦を前にゲーム差を3.5に縮めた。 カードが始まる前の時点で逆転2位の可能性を真顔で語ることができたのは、当事者である監督や選手たちを除けば、相当な楽天家しかいなかった。 2つ勝ったとはいえ、依然として3.5ゲーム差で残りは両軍とも7試合。ベイスターズとしては、平均台の上を全力で走るがごとき難業に挑まねばならない状況は変わらない。 ただ、相当な楽天家しかいなかった逆転2位の予想者は、着実に増えた。 もしかして。 あるかもしれない。 絶望と同義語になりかけていた希望はいま、たしかな期待に変わっている。 ベイスターズは、タイガースとの3連戦で2敗すると2位の可能性が消滅する(以下、複雑さを

    阪神と3.5差、見え始めた逆転2位。DeNAと嶺井博希に漂う頼もしさ。(日比野恭三)
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    hannover 2017/09/27
  • 華がなく、社会人は10社以上落ち。DeNA・宮崎敏郎が超無名だった頃。(安倍昌彦)

    6月13日。 DeNA・宮崎敏郎三塁手が、音もなくセ・リーグの首位打者にランクされた時、私の中で、ある感慨が胸を満たした。 世の中、地道にコツコツ頑張るヤツが、結局最後は勝つのかねぇ……。 華やかな世界といわれるプロ野球の中で、この男ほど地味で、土のグラウンドが似合う選手もいないのではないか。 グラウンドに出て来た時は洗剤の匂いがするようなユニフォームを着ていても、帰っていく時は泥だらけ。 この選手には、そんな記憶しかない。 社会人野球・セガサミーの頃。 ほかの選手を取材に伺った練習グラウンドで、みんなが全体練習を終えて、誰もいなくなったグラウンドで、いつまでもバッティング練習をやめようとしなかった汚れた“ヒゲだるま”のような姿。 「おーい、閉めるぞー」と誰かが呼んでも、聞こえているのか、いないのか、マシンと“2人の世界”でひたすらバットを振っていた。 何かが壊れた感じが頼もしかった。 野

    華がなく、社会人は10社以上落ち。DeNA・宮崎敏郎が超無名だった頃。(安倍昌彦)
  • DeNA山崎康晃が贈った魂のグラブ。BCリーグの後輩、伊藤拓郎との絆。(村瀬秀信)

    結局、12連敗も喰らってしまった……。 いや、やめよう。 えー、今年は独立リーグが面白い。石川ミリオンスターズのフリオ・フランコが56歳で選手兼任監督になれば、富山サンダーバーズには46歳のタフィ・ローズが入団。四国ではアメリカ帰りの藤川球児がまさかの高知ファイティングドッグスに入団するなど、明るい話題が豊富にあってイイ。 そんな独立リーグには、NPB復帰を目指す名の知れたプレーヤーも多い。 2015年5月。群馬県藤岡市、南部野球場――。 周囲を田園地帯に囲まれたこの地で、かつて“怪物”と呼ばれた右腕が黙々と汗を流していた。 伊藤拓郎。 昨年横浜DeNAベイスターズから戦力外通告を受け、2度のトライアウトを受験するも獲得球団はなく、アレックス・ラミレスSDの誘いを受けてBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスに入団。同球団には同じく昨年ベイスターズに所属していた菊地和正投手やエンジェルベルト・

    DeNA山崎康晃が贈った魂のグラブ。BCリーグの後輩、伊藤拓郎との絆。(村瀬秀信)
  • 「あれは誰だ?」は最高の誉め言葉。DeNA高城俊人の、別人の如き成長。(田口元義)

    昨年オフには「課題は打力です」と明言していた高城。写真右は、“小さな大魔神”としてブレイク中で同い年の山崎康晃。 現在、首位を走るDeNAを支えているのは若い力だ。 塁打と打点トップの筒香嘉智を筆頭に、8年目にして中継ぎの要となりつつある田中健二朗、2年目の関根大気の成長も著しい。そして何より、9試合連続セーブの新人記録を樹立した山崎康晃、ショートのレギュラー獲得に意欲を燃やす倉寿彦らルーキーの奮闘もチームに活気をもたらしている。 そして彼もまた、「将来のDeNAを担う存在」として覚醒を望まれるひとりである。 高城俊人。 今季4年目の若手捕手は、今、壁を乗り越えつつある。 風向きを計算に入れて三浦大輔を好リード。 そのきっかけとなったのが、三浦大輔が23年連続勝利記録を達成した5月5日のヤクルト戦になるだろう。 守備では、横浜スタジアムの特性を生かしたリードで三浦をしっかりアシストした

    「あれは誰だ?」は最高の誉め言葉。DeNA高城俊人の、別人の如き成長。(田口元義)
  • オシムがハリルJに口を閉ざす理由。メディア不信と、両者の微妙な関係。(田村修一)

    3月12日に日本代表監督就任して以来、精力的にJリーグの視察を続けるハリルホジッチ。初陣となる27日のチュニジア戦、どんな采配を見せるのだろうか。 「OK、それがどうかしたか?」 今から3週間ほど前、次期日本代表監督としてヴァイッド・ハリルホジッチが理事会に推薦されたことを伝えると、イビチャ・オシムは声のトーンを少し下げて、ことさら無関心を装うような調子で応えたのだった。あなたはどう思いますかという私の問いには、「何もない。というのは巻き込まれたくないからだ。(監督選考問題に自分が関わるのは)適切とは言えない」と返してきた。 その理由を、彼はこう語った。 「そう思うのは日の新聞には、私が何も言わないのにまるで深くかかわっているかのように書かれているからだ。クラブもそうだが、私は代表監督の人事に関わりたくはない。私は多くの監督をよく知っているし親交もある。彼らと不必要な敵対関係になりたくは

    オシムがハリルJに口を閉ざす理由。メディア不信と、両者の微妙な関係。(田村修一)
  • ドルトムント復帰は“運命”だった。香川真司、不運の2年間と古巣の絆。(山中忍)

    8月31日にドルトムントへの入団発表を行なった香川真司。バイエルンを倒してのリーグ制覇に導いた「エース」をファンは待ちわびていた。 8月31日、香川真司のボルシア・ドルトムント再移籍が決まった。マンチェスター・ユナイテッドでの「チーム構想外」が伝えられたのは、プレシーズン中の7月後半。「ナンバー10タイプが4名。チームのバランスが悪い」という、ルイス・ファンハール新監督の発言を受けてのことだった。 その4名のうち2名は、ウェイン・ルーニーとフアン・マタだ。両者は、新監督がロビン・ファンペルシと並ぶ「前線の主役」と位置付けているとされた。他の1名はアドナン・ヤヌセイ。1軍昇格2年目の19歳は、トップ経験は浅いが4名中最高の突破力がある。必然的にマンUから発散された香川放出の匂い。ナポリ、アトレティコ・マドリー、バレンシアといったクラブの興味を引いたが、4年契約でドルトムントへの「帰還」に落ち

    ドルトムント復帰は“運命”だった。香川真司、不運の2年間と古巣の絆。(山中忍)
  • 米国の大御所が突きつけた「三行半」。クリンスマン体制の功罪を問う。(田邊雅之)

    延長前半に2点を奪われるまで、ベルギーの猛攻に必死に抗ったティム・ハワード。ファーガソンに招かれて以来、プレミアでプレーするGKの意地を見せた。 W杯ブラジル大会は、幾多の名勝負を生んだ。中でも「死の組」と呼ばれたグループGで大きな注目を集めたのがアメリカ代表だった。 ドイツにこそ0-1で惜敗したものの、ガーナに勝利し、ポルトガルと引き分けてGLを通過。決勝トーナメントの1回戦では、ベルギーを最後まで苦しめた。 かくして高い評価を得たのが、監督のユルゲン・クリンスマンである。彼がドイツ代表の前監督だったというキャリアも、評価を高める上で追い風となった。 しかしアメリカサッカー関係者の間では、大会開幕前からクリンスマン政権に対して様々な疑問が呈されていた。アメリカは、当にこの4年間で成長したと言えるのだろうか。 そのような状況の中で発表されたのが、『サッカーアメリカ』というウェブサイト

    米国の大御所が突きつけた「三行半」。クリンスマン体制の功罪を問う。(田邊雅之)