高血圧の薬には、血管を広げる薬と血流量を減らす薬の2つに大きくわけられます。血管を広げることで血圧を下げる代表的な薬がカルシウム拮抗薬です。カルシウム拮抗薬の特徴、作用や副作用などについてお伝えします。 カルシウム拮抗薬とは カルシウム拮抗薬とは、長い間日本で広く使われてきた降圧薬です。高血圧、狭心症、不整脈などの治療に用いられています。 狭心症の発作を防ぐためには、硝酸薬やβ遮断薬とともに用いられ、特に冠攣縮(かんれんしゅく)性狭心症*の場合は、カルシウム拮抗薬が治療の中心となります。 最近ではARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)が降圧効果に加え、臓器を保護する働きがあると注目され、高血圧にはまずARBを用いることが増えています。 と言っても血圧を下げる効果そのものはカルシウム拮抗薬のほうが早く現れ、薬の価格も比較的安いと言うメリットもあります。 *心臓の筋肉(心筋)に血液を送って
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