次世代の図書館システムをデザインするOLEプロジェクト 2008年8月,アンドリュー・メロン財団の助成のもと,サービス指向型アーキテクチャに基づく図書館システムを設計する1年間のプロジェクト“Open Library Environment(OLE) Project”が開始され,2009年10月に同プロジェクトの最終報告書が公開された。なお,プロジェクトには,米国の大学図書館,カナダ国立図書館・文書館(LAC),オーストラリア国立図書館(NLA)などが参加し,米国デューク大学図書館が中心的役割を担っていた。 プロジェクトでは,300以上の図書館,教育機関,専門組織,企業の協力の下で,次世代型の図書館システムの設計が図られている。OLEのシステム設計では,商用システムとの違いが意識されており,主要な特徴として以下の4点が挙げられている。 印刷物主体のワークフローからの脱却図書館資料の質的変化
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