愛媛県の公立高校でこのほど、生徒がデモや集会などの政治活動に参加する際に、「許可・届出」制を導入するなどの校則改訂の動きがあることがわかりました。愛媛県教育委員会(県教委)が校則の“ひな型”まで示して、各学校長に改訂を指示していました。 (野村説) 県教委は2015年12月1日、県内の公立高校59校(分校、特別支援学校などを含む)の教頭らを招集し、校則改訂のひな型となる文書「政治的活動等に対する生徒指導に関する校則等の見直しについて」(写真)を配布しました。 そこでは、海外旅行やキャンプ・登山等に行く場合と同様に、「選挙運動や政治的活動への参加」の場合にも「許可・届出」が必要だとし、「1週間前に保護者の許可を得て担任に届け出る」「18歳未満である場合には許可されない」「校内での選挙運動や政治的活動については、原則禁止」と付け加えています。 この文書の末尾には、「以上のとおり、改訂いたしまし