ブックマーク / dongfang99.hatenadiary.org (37)

  • 社会保障を考える - dongfang99の日記

    「平成24年版厚生労働白書 −社会保障を考える」に対して、「教科書的」という好意的な評価がある一方で、「経済学の知見がない」という批判が散見された。あまり正当な批判ではないと思う一方で(経済学の教科書に「社会保障論の知見がない」と批判するようなものなので)、社会保障制度が経済にどう貢献するのかについて改めて考えたくなったので、以下に簡単に述べておきたい*1。ちなみに、これは厚労省白書のように「教科書的」なものでは全くなく、人によっては「いまさら」の話かもしれないが。 第1に、希少資源を奪い合う「生存競争」を抑止し、付加価値を高めるための競争を促進する。政府による基的生存の保障がなく、市場競争が純粋に「生き残るため」の競争になってしまうと、「俺たちの生活がかかっているのにそんな冒険できるか」と、ビジネスの現場で斬新なアイデアや発想は排除されて、確実に目先の利益を確保できるような旧来のやり方

    社会保障を考える - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2012/09/09
    "社会保障制度の基礎が「雇用」にある以上…福祉国家と経済成長は「離婚を許されていない""白書に「雇用」の重要性があまり強調されていない" →「新ソーシャル・ヨーロッパ」を入れてしまおうw http://p.tl/wbQG
  • 「施し」から「環境」へ - dongfang99の日記

    ここのところブログやツイッターが生活保護の話題に完全に占拠されている状態だが、やはり気になったのは、再分配の「公平性」をめぐる感情の問題がほとんど語られていないことである。実名を上げて「不正受給」を告発した片山さつき氏のやり方は、率直に言って悪質極まりないものであるが、彼女をこうした行動に駆り立てているのは、「働き者の国民年金や、最低賃金より県によっては多くもらえる、正直な働き者がバカをみる」という*1、生活保護制度に対する世論の「不公平感」の存在がある。この不公平感自体は決して理解不可能というものではなく、こうした負の感情がどうしてここまで強まってしまったのか、そしてどのようにして「公平性」を回復できるのかについて、真剣に考えていく必要があるだろう。 一般的に言えば、政府の再分配に対する公平性を確保するためには、より均等な負担に均等な給付を対応させることが原則である。経済格差が存在しても

    「施し」から「環境」へ - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2012/06/28
    "政府の社会保障を「家族の絆」と対立させて…考える人が多いのは…家族を対象とした…社会保障が依然として手薄だから" →こういう場合は "納税者の反乱" http://p.tl/kXCXと その対策http://p.tl/iZJIの実例を書くべきかと。
  • 再び反緊縮派の立場から - dongfang99の日記

    「社会保障と税の一体改革」関連法案が衆議院を通過したが、「増税」をめぐって政局が大混乱に陥っている国は、おそらく日だけではないだろうか。ギリシアでもフランスでもアメリカでも、争点になっているのは「緊縮」の是非であって増税ではなく、むしろ世界の反緊縮派は(経済学者も含めて)富裕層増税を掲げている。日の「増税/反増税」は「緊縮/反緊縮」と緩やかにすら対応するものではなく、「増税しないと財政破綻」と「増税の前にやるべきことがある」の対立にすぎない。それぞれにおいて優勢なのは、公務員人件費を筆頭とする歳出削減を志向する緊縮派であり、反緊縮派はその中の少数派に甘んじて(というより甘んじているという自覚すらなくて)、政治的な勢力としてはまさに「存在しない」状態になっている。 野田政権のように「財政再建」の文脈を強く押し出す形の増税策は、つまりは国民に「我慢」を要求するということになり、そうなると官

    再び反緊縮派の立場から - dongfang99の日記
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    haruhiwai18 2012/06/28
    "ギリシアでも…アメリカでも 争点になっているのは「緊縮」の是非""世界の反緊縮派は…富裕層増税を掲げ" →首肯/"財政再建"というブルジョアな美辞麗句より 労働者の雇用の質量両面(と景気)の改善を掲げるべき
  • 反緊縮派の立場から - dongfang99の日記 反増税派には「経済成長による税収増」を掲げる人が多いが、そもそもこういう考え方は、政府の再分配政策を企業の収益を従業員に分配することと

    「増税」を政治の争点にすべきではない、というのは1年以上前から繰り返し何度も書いてきたが、残念ながら野田政権の成立以降、「増税」めぐる政局や政策論争はますます強化されている。 「増税派」には、増税によって財政健全化の道筋がつけば国債の信任も上昇して海外からの投資も活発化するという者もいれば、企業の法人税や社会保険の負担を減して消費税に置き換えることで経済の活性化が図られるという者や、増税財源による社会保障の機能強化で需要が創出されると考える者などがいるが、来が相互にほとんど相容れない主張である。今回の増税策は、一応「社会保障と税の一体改革」案を根拠にしているが、増税派の大半は社会保障の機能強化などにはあまり関心がなく、メディア上でも社会保障の専門家の存在感は極めて弱い*1。 「反増税派」も、まず公務員の人件費をはじめとする徹底した歳出削減が必要だとする者、民営化・規制緩和などで経済成長す

    反緊縮派の立場から - dongfang99の日記 反増税派には「経済成長による税収増」を掲げる人が多いが、そもそもこういう考え方は、政府の再分配政策を企業の収益を従業員に分配することと
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2012/06/03
    "菅直人が、財源を消費税に求めたために同じ「需要」を重視している反増税派からも総攻撃""「反緊縮」を前面に出すことができれば"  →いや そもそも菅氏は 金融緩和には肯定的じゃなかった気がw/本論主旨は同意。
  • 現代日本の「テレビ政治」 - dongfang99の日記

    政治動向を観察するにはどこを中心に見ればよいのか、と問われれば私は国会ではないことはもちろん官僚組織ですらなく、少し迷いつつも「テレビ」と答える。誤解を恐れずに言えば、この10数年を振り返ると、テレビ政治報道番組や討論番組などで主流となってきた主張の通りに、全体として政治が動いてきた印象がある。 テレビは既に古いメディアであるかのように言われることが多く、確かに産業としては縮小・衰退局面に入りつつあるのかもしれないが、現実政治においては決してそうではない。若い世代の「テレビ離れ」が指摘される一方で、人口層が多く政治的にもヴォーカル・マジョリティである年金生活者層においては、むしろ「テレビ漬け」とも言える現象が進んでいる*1。「テレビばっかり見てないで・・・」という、かつての親の子どもに対する小言は、今や高齢者層にこそ当てはまる言葉になっている。 1990年代初めくらいまでは、テレビ

    現代日本の「テレビ政治」 - dongfang99の日記
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    haruhiwai18 2012/03/04
    "2000年代以降…年金生活者が増大…家でテレビを見る時間が増えたことで、テレビの政治世論形成における役割が圧倒的に大きく" →注の2だけど、"2005年選挙で高齢者ほど自民に投票"のデータはありませんか?
  • 「身を切る姿勢」は泥沼の道 - dongfang99の日記

    ここのところ、野田首相を筆頭に「増税の前に身を切る姿勢を」という主張が盛んであり、実際に議員定数や公務員の人件費などの削減が実行に移されようとしている。ここでも繰り返し述べてきたが、これは全面的に間違ったものである。議員定数や公務員の人員は、民意を政治的に代表する適切的な規模や、必要とされる行政事務の仕事量に応じて決められるべきであって、社会保障財源のための増税とはまったく関係のない問題である。 むしろ、国民の生産と消費における社会保障の比重が高まることは、一般には民意の複雑化・多様化をもたらし、行政の国民の生活保障に対する役割が増えることであるから、増員の主張が起こるほうが自然である。メディアはよく「議論が尽くされていない」「説明が足りない」などと政権与党を批判するが、議員定数削減の是非については、議論や説明が不足しているという以前に全くなされていない状態である。 そもそも、「増税の前に

    「身を切る姿勢」は泥沼の道 - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2012/01/28
    "ネガティヴな同調圧力…増税が社会保障費の抑制(高齢層向け支出を除く)と同時に進行するような方向に向かわせ…最悪な形での増税策になってしまう危険性" →囚人のジレンマ状態w/景気の回復を転換点にしたい。
  • どうもごく少数派 - dongfang99の日記

    これは勝間和代氏も言っていたことだが、なぜか日では携帯電話、牛丼、コンビニ、ファミレス、家電量販店などなど、ひとつの「売れている」分野に多くの企業が参入して過当競争になってしまう。やはり、こうなってしまう最大の理由は、日の労働者が低賃金で懸命に働いてくれる、ということにある。つまり、よほど間違えなければ確実に売れる業種にターゲットを絞ったら、あとはひたすら人件費を下げて低価格で勝負していけば、利益が上がってしまう。結果として、経営者の側に経営の効率性を高め斬新な商品を開発しようというモチベーションが低下し(口では言うが)、低賃金労働者が増えれば消費も当然冷え込んでしまい、経済全体が停滞してしまう。 そもそも「福祉国家」というのは、別に市場原理の暴力に対抗するというヒューマニスティックなものなのではなく、まずもって市場経済の生産性・効率性の論理のなかで登場したものだった。つまり、労働者の

    どうもごく少数派 - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/12/23
    "「福祉国家」…ヒューマニスティックなものなのではなく…新しいものを何も生み出さない企業・産業に安楽死してもらうため""徹底して行ってきたのがスウェーデン" →意外に、理解はされているかもhttp://p.tl/ul18
  • 「ポピュリズム」とは何を指すのか - dongfang99の日記

    先週「大阪W選挙」で圧勝した橋下前大阪府知事の政治手法は、「ポピュリズム」と称されることが多い。「ポピュリズム」は政治学者による研究の蓄積はあるようだが*1、政治学の教科書や事典でも物によっては項目がなく、一般には「有権者をバカにした人気取り政治」という否定的な意味合いがあるので、個人的にはこの言葉をほとんど使わないようにしている。しかし「橋下人気」の盛り上がりで、「ポピュリズム」の言葉をあちこちで目にするようになるにつれて、「ポピュリズム」と名指される事態が何であるのかについてあらためて気になったので、ここで簡単に触れてみたい。 「ポピュリズム」は、れっきとした民主主義をめぐる概念の一つである。たとえば、民主主義の考え方は、大きく二つに分けることができる。一つは、様々な利害や価値観をもった個人や集団の間の対立や話し合い妥協のプロセスであると考えるものと、もう一つは住民や国民全体が共有する

    「ポピュリズム」とは何を指すのか - dongfang99の日記
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    haruhiwai18 2011/12/06
    "真面目な有権者の「健全」な問題意識…橋下が…説得力のあるものとして支持され""多様な利害関心を組織化…という方向で民主主義を再構成…必要" →ゲーテの「活動的な馬(ry ww/なら 比例区は増やした方がいい。
  • 税負担の公平性について - dongfang99の日記

    税に関する議論を眺めていていつも思うのは、どの論者も税の問題にとって根幹であるはずの負担と分配の「公平性」の問題に、あまりに無関心・無頓着であることである*1。というより、論者がそれぞれ自明としている「公平性」に無自覚に寄りかかっているため、議論が常に一方通行になっている印象がある。一方通行の議論を許容してしまうと、現状において権力をもつ多数派の意見が自動的に勝利し、権力をもたない少数派の意見が論争以前に敗北しまうことになってしまう。税負担の「公平性」そのものに関する議論がもっと深められなければならない。 何が「公平」な負担であるかというのは極めて難しく、その国の政治文化によって異なるし、その人の価値観によっても大きな違いがある。たとえば、消費税と累進所得税とのいずれが公平であるのかは、容易に決着のつかない問題である。テレビを見ると、増税の手段として消費税が「公平」であることはほとんど自明

    税負担の公平性について - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/10/18
    "今の日本で所得税累進強化を前面に掲げている経済・財政の専門家はほとんど見当たらない" →本論論旨は賛同/消費税も所得税累進強化も両方するべきhttp://p.tl/tqdg/20年前の税率に戻せって人なら少なくないhttp://p.tl/DfJD
  • 貧困者バッシング - dongfang99の日記

    派遣村のやつらを徹底的に尾行してみた http://www.tanteifile.com/diary/2010/01/09_01/index.html 予想していた通りとは言え、こいつらになぜ税金が使われるのかと思うと怒り心頭だ。 パチンコ屋から出てきた入所者を直撃。 (中略) 国が悪いんじゃない。おまえらの生き方が悪いのだ。 月に5千円でも貯金する頭があったら、最初から派遣村に来る必要も無かっただろう。 これは派遣村バッシングというよりも、「貧困者バッシング」と言うべきだと思う。就職活動そのものがきついだけではなく、就職後の労働環境が「ブラック」なままなのに、現金を渡すから後は頑張れよというだけの方法をとれば、当然目先の小さな娯楽に使ってしまうわけである。 貧困とは単にお金がない状態なのではなく社会的排除なのであって、社会的排除の状態が働く意欲を奪っていくのだという、湯浅誠氏が散々言って

    貧困者バッシング - dongfang99の日記
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    haruhiwai18 2011/10/06
    "就職後の労働環境が「ブラック」なままなのに、現金を渡すから後は頑張れよというだけの方法…社会的排除の状態が働く意欲を奪っていく" →GJな記事/貧困を生む労働環境を無視し 個人の責任だけ問う愚かしさ orz
  • 地雷を踏むような状態 - dongfang99の日記

    政治的な選択肢は完全に行き詰っているように見える。どんな政策をとろうとしても、政治家にとって地雷を踏むような状態にある。 たとえば、年々膨れ上がる社会保障費のために税負担を要求すると、「デフレ不況下の増税はとんでもない」と言われ、では金融緩和や財政出動をしようとすると、「国債の金利が上昇して財政破綻」とか「これ以上将来世代にツケを回すべきではない」と言われ、公共事業や再分配政策で需要を喚起しようものなら、「国民を馬鹿にしたバラマキ」などと轟々たる非難を浴びてしまう。規制緩和や民営化による成長戦略はリーマンショック以降に説得力を失い、かといって北欧のようにセーフティネットを分厚く張ろうという主張も、そもそも現状の薄い社会保障の財源調達でさえ青息吐息であることを考えると、現実にはほとんど絶望的である。震災による財政圧力が厳しくなったことで、こうした行き詰まりは、これ以上なく悪化していると

    地雷を踏むような状態 - dongfang99の日記
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    haruhiwai18 2011/09/24
    "「税金の無駄遣いを削減すべきだ」と言われれば、それを否定する人は誰もいない""誰もが否定できない言葉" →最大の"思考停止語"w/「誰にとってそれは無駄なのか」・「誰がそれを無駄と判断したのか」が重要よ。
  • 泥臭い政治 - dongfang99の日記

    ここのところ、民主党政権の混迷に関して思うところを書いてきたが、きちんと考えてなかった重要な問題として、1990年代末以降に激増した年金生活者や非正規雇用者に対して*1、民主党をはじめとする各政党が支持獲得の仕方を間違えてきたことを指摘する必要がある。 かつて55年体制下では、大雑把に言えば、自民党が財界と農家・漁業者の利害関心を代表し、野党と左派政党が労働組合や教職員・知識層の利害関心を代表していたことはよく知られている。自民党と民主党の違いも、ある程度はこの対立構図を引き継いでいる面がある。こうした既存の政党の旧来の支持層は、基的に「まともな仕事についている」人たちだった。だから、彼らを政治的に動員するためには、農協や労組などの産業団体や職場組織などにターゲットを絞ることが標準的な手法だった。補助金行政や公共事業政策も、それによって恩恵を受ける人が多かった時代は、メディアからの批判が

    泥臭い政治 - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/09/18
    "まず雇用の充実""政治理念や経済的利害の対立軸の構築を曖昧に先送りしたまま" →昔日本にも"社会大衆党"というソシアルっぽい政党が(ry/でも今もなお、ソシアルという"考え"自体が広まってないなあ orz
  • 日本の首相が頻繁に交替する理由 - dongfang99の日記

    中国人が見た日>なぜ日は首相がコロコロ代わっても安定が保たれているのか? http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=53920 菅直人首相が26日、正式に退陣を表明、新しい首相が30日に誕生する。この10年、日の首相が走馬灯のように頻繁に代わることはもはや日常茶飯事になっている。誰もが認める強硬派、小泉純一郎氏の在任5年を除き、他はみな短命に終わった。ところが、驚くべきことに日は「首相がコロコロ代わる」という頑固な病を露呈したにも関わらず、社会の安定は全く変わらない。政府の運営にもさほど大きな影響はないようである。 第2次世界大戦以降、先進国の中でリーダーの任期が最も短いのは日だ。首相の平均任期は26カ月。これに対し、ドイツは88カ月だ。戦後、日は少なくとも31回首相が代わった。だが、米国、英国、フランス、ドイツは少ない国で

    日本の首相が頻繁に交替する理由 - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/09/03
    "「改革への熱意」のような漠然としたイメージが政治の争点になってしまえば、有権者が選挙のたびに政党支持をひっくりかえすようになる" →御参考:http://p.tl/g33H /最後段落の件、まず比例代表への変更が必須かと。
  • 「子どもは社会が育てる」べきか - dongfang99の日記

    最近、一部で「子どもは社会が育てる」べきかどうかということが、話題になっている*1。民主党は、子ども手当て政策に対する「バラマキ」批判に応答する際に、「子どもは社会で育てる」という理念をよく持ち出していたが、これに対して自民党は、7月に発表した「日再興」の第6分科会「教育」の中で、「「子どもは親が育てる」という日人の常識を捨て去り、「子どもは社会が育てる」という誤った考え方でマニフェストを作り、その予算化を進めている」と、育児責任は「社会」ではなく「親」にあることをはっきり明言している*2。現在の日における家庭(特に母親)の育児負担の大きさと、それに由来する少子化児童虐待に対する問題意識が少しでもあれば、「子どもは親が育てる」というのはナンセンスとしか言いようがないが、世論の「バラマキ」批判のなかで子ども手当政策が撤回されたことにより、結果的に自民党の「子どもは親が育てる」という方

    「子どもは社会が育てる」べきか - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/09/03
    "第1に税負担との対応を明示""第2に…育児支援の全体像を示す""子どもよりも先に親自身の「社会化」を" →"第3"は何だか抽象的/結局、"現物給付による制度的な再分配"(保育組織の支援等)が最重要かと/必読http://p.tl/cfMv
  • 反インフレ的な日本の左派勢力 - dongfang99の日記

    「不況は人災です!」 11年2月1日 全労協けんり春闘学習集会講演パワーポイント資料 松尾匡のページ http://matsuo-tadasu.ptu.jp/ZenroukyouKouen11.ppt この、松尾匡氏のパワーポイントの説明は、自分のような素人にもすごくわかりやすかった。正直、何度も読み返してしまったくらいである。ただその上で、自称「左翼」の松尾氏は、前々から日の左派勢力が金利の引き上げなど、結果的に資産家を優遇するような主張をしていることを激しく批判しているのだが、それ自体は全くその通りと思う反面、左派がそうした主張を行う政治的文脈というのも無視できないものがあると考える。 ちゃんと勉強しているわけではないので半分推測による議論だが、ヨーロッパの左派が金融政策によるインフレ誘導に親和的であるとしたら、それは福祉の基が「雇用」であるという理解が大前提になっているからだと考

    反インフレ的な日本の左派勢力 - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/09/03
    "障害者や高齢者…インフレで景気がよくなっても、…生活が行き詰まる確率のほうがはるかに高い" →ソシアル的には、彼らに対しては年金・生活保護制度の再構築で対応すべきと思う(『社会保障の政策転換』等参照)
  • 何でも構わない - dongfang99の日記

    >id:dongfang99 争点化はどっちもどっちだと思います。緊縮財政については、そのことで効率性up→成長というパスが期待されたからだと思います。「増税で経済成長」は受容されないという事かと。 http://b.hatena.ne.jp/econ_econome/20110620#bookmark-47623574 要は自分は、貧困・過労・失業などの問題の解決に真剣に取り組んでくれる人であれば、手段が税だろうと金融だろうと何でも構わないのである。自分が増税にやや好意的なスタンスにあるとしたら、これらの問題に直接取り組む社会保障論者の多くがそういうスタンスであり、その説明の論理を説得力があるものとして共有しているから、という以上のものではない。自分は完全に「復興」の段階に入るまでは、税と社会保障の話は混乱を避けて先送りすべきだと考えるが*1、そこまで激怒すべき話かと言われると、やはり疑

    何でも構わない - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/06/24
    "「景気が回復するまで国債発行を増発する」とか、「所得税の累進率を強化する」という話を説得的にしてくれれば" →リフレ派(ソシアル系)としてこの方向性に賛同/ とりあえず、消費税は、"売上税"とかに改名すべきw
  • 確かに一瞬納得してしまいそうな理屈 - dongfang99の日記

    バカ教員の思想良心の自由よりも、子どもたちへの祝福が重要だろ!だいたい、公立学校の教員は、日国の公務員。税金で飯をべさせてもらっている。国旗、国歌が嫌なら、日公務員を辞めろって言うんだ。君が代を起立して歌わない自由はある。それは公務員以外の国民だ。 http://rocketnews24.com/?p=97259 これを「正論」と思っている人が意外に多いようだ。確かに一瞬納得してしまいそうな理屈で、少し考え込んでしまったが、やはり間違っていると思う。 橋下知事に対する疑問は、そもそも国旗・国歌は「国民」のものであって、それに敬意を払うべきなのは公務員も民間企業のサラリーマンも同じではないか、という点にある。サッカーの国際試合で、君が代が流れている時にブーイングを浴びせる人がいるとしたら、たとえ無職の人だろうと「失礼」な態度である。日教組の反国旗・国歌運動のやり方は自分も間違っている

    確かに一瞬納得してしまいそうな理屈 - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/06/24
    "「良心の自由」""内心で抵抗感を持ちつつ、とりあえずその場の秩序を乱さないように形ばかりは従う、ということは別に矛盾しているわけではない" →念の為申し上げると、江戸時代に踏み絵というものがありまし(ry
  • 「リーダーシップがない」にうんざり - dongfang99の日記

    毎日聞かされる「リーダーシップがない」という批判に心底うんざりしている。当によくわからないのだが、「リーダーシップがない」「だらしがない」という不満を持つ人は、「俺だったらすぐできる!」という自信があるからそう批判できるのだろうか。自分の場合、菅首相よりはるかに悲惨な姿になる結果しか想像できないのだが・・・。 そもそも、「リーダーシップがある」という状態が、自分は今一つイメージできないのである。どこの国のどの首相や大統領が「リーダーシップがある」のだろうか。たとえば、小泉元首相はリーダーシップがあったのだろうか。彼は確かに国民的人気があり、それにぶら下がる自民党員はたくさんいたと思うが、党員の大多数がそのリーダーシップにつき従っていたとは到底思えない。むしろ、選挙に勝つための看板、お飾りくらいにしか考えておらず、心の底では小馬鹿にしていた自民党員も多かったことは、福田政権以降の経緯を見れ

    「リーダーシップがない」にうんざり - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/06/01
    "リーダーシップがある」という状態が、自分は今一つイメージできない""どこの国のどの首相や大統領が「リーダーシップがある」のだろうか" →"リーダーシップ"なんていうイミフな語は、使用を控えるべきだろう。
  • 全く信用できない - dongfang99の日記

    Q:なぜ、合理的に説明できない原子力発電が推進されてきたのか? 日の原子力は全体が利権になっている。電力会社はとにかく地域独占を崩されたくない、送電と発電の一体化を維持したい。それを守ってくれる経済産業省の意向を汲む、天下りをどんどん受け入れる。経済産業省にしてみれば、前任者のやってきたことを否定できずに来た。原子力、核、放射線と名前の付いた公益法人、独立行政法人、山ほどある。そこにお金を上手く回して天下りさせる。電力会社も広告宣伝費で協力金を撒いてきた。自民党も献金を受け、パーティ券を買ってもらった。民主党は電力会社の労働組合に票を集めてもらっている。学会も電力会社から研究開発費をもらい、就職先を用意してもらってきた。さらに政府の意向に沿った発言をしていると、審議会のメンバーに入れてもらえる。マスコミは広告宣伝費をたくさんもらって、原子力政策の批判はしない。みんなが黙っていれば、おいし

    全く信用できない - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/04/30
    "原発推進派の専門家も、彼らなりの夢や使命感があったのだが、途中で行き詰り、しかし今更引き返すこともできなくなっている状況にある…この説明は非常に説得力があると思う" →"悪人"さえ当然悩む、人間だもの。
  • 再分配が伴わない増税は避けるべき - dongfang99の日記

    「復興財源」に関する議論が盛んだが、消費税増税でまかなうという方法には基的に反対である。 税はあくまで、治安や教育・社会保障など、市場では効率的に資源が分配することが困難な、特に恒久的な財源を必要とする分野への再分配の手段である。市場と政府のいずれが資源配分を担ったほうが人々の負担がより減るのか、という選択肢の中ではじめて増税という手段がでてくる。だから、そういう選択肢が立つ以前の段階の、しかも今回のような緊急的な(といっても長期的だが)、被災した人の生活支援やインフラの復旧といった目的には、やはり消費税増税はそぐわないと考える。 もともと消費税という税制のよさというのは、効率的で安定的に徴収できるという以上に、低所得者や年金生活者も少しづつ(そして所得に比べればやや過分の)負担に応じているという事実が、分配の対象を「恵まれない人」に限定しないような、普遍的な社会保障制度の基礎になること

    再分配が伴わない増税は避けるべき - dongfang99の日記
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/04/16
    "日銀による国債引受…もう少し現実的で多くの人が納得するような案を出してきて欲しい" →本記事趣旨は同意/高橋是清蔵相時代の経験から、蓋し返済までのタイムスケジュールを設定できるなら問題ないと思う。