どんな問題であれ、なぜ起こったのか、その根底にあるベース構造を認識する必要があります。そして解決策を考えるために、関係者の合意を取るべくベース構造を踏まえて説明することも重要です。 アイデアクラフト・開米瑞浩の「説明書を書く悩み解決相談室」第41回です! まずはこんなシーンを想像してください。あるイベント運営会社のスタッフAと上司Bの会話です。 A 明日から仙台と神戸で会場設営がありますんで、今日は1号車で機材を仙台に、2号車で神戸に輸送する予定でした。 B うん、それで? A 1号車が故障しまして、使えません。 B まいったなそりゃ……仕方ない、レンタカーを手配してくれ。 この場面では、「1号車が使えない」問題に対して、「レンタカーを手配してくれ」という対策を考えています。こんな風に「問題が起きた」から「それを解決する方法を考えなければならない」ケースはよくありますね。 ところで、問題の
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