ストーリーの流れはとても『ジョジョの奇妙な冒険』らしく、本筋とは別のところで 出てくる設定も、著者がジョジョという作品を、5部以外の全編を通して大事に考えて おられるのが伝わってくる内容でした。 新しく出てきたキャラクターのスタンド能力もいかにもジョジョ! ただ、ジョルノに関しては理解の落としどころを見つけられません。 ラストであの口調と態度になるのは将来的にそりゃアリとして、でもこの本の中で 起こっている物語は5部本編から半年そこら。 そこでああ成ったのは彼にどんな心境の移ろいがあったのか? それとも実は5部本編から本質はああだったのか? 読んでいる自分にとっては、点から点に飛んだ感じ。 まだ自分の中でジョルノが線になりません。 詰まるところ、この本に出てくるジョルノはDIOの息子なのです。 5部うんぬんは関係なく、DIOの息子なのです。 この本に出てくるジョルノはあくまでも、「DIOの