見よう見まねで新しい仕事に取り組んできたが、あっという間で年末になってしまった。新しい仕事とは、管理職である。今年の1月1日付で日経コンピュータ編集長に就き、慣れない仕事に忙殺されているうちに、気が付けばもう12月である。筆者に管理職が務まるかどうか、就任当時、かなりの人から疑問視されていた。なんとか1年間、やり通せてほっとしている。 慣れない管理職の仕事を一言でまとめると、情報のやり取りであった。編集部員全員になんらかの情報(指示)を伝える。編集部員全員からなんらかの情報(各種報告、勤務状況、出張申請など)を集める。こう書くと1、2行で済むが、やってみると実に大変である。しかも、編集部の外と編集長の間のやり取りがまた大量にある。1年こうしたことと格闘したので、筆者は今、世の中におられるすべての管理職に敬意を払っている。 雑誌作りの方針決め、記者の育成に勤しむ さらに、編集長であるから、雑