いまの日本の教育の中では、「多様性」って身につかない気がします。みんな同じようなレールの上を走って、「みんな仲良く公平に」と教育されてきている。青野さんの会社では「多様性」という価値観を共有するために、何か教えているんですか? ほんと日本の学校って、多様性を認めていないですよね。そういうところで過ごしてきた人たちが、サイボウズに入ってくる。 だから、「あなたは、どうなりたいんですか?」ということを問うようにしています。これをみんなに、半期ごととかで考えてもらっている。 サイボウズってよく「選択肢がいっぱいあっていいですね」と思われるんですけど、実際はそんなに優しい環境ではないんですよ。「選べる」ってことは、「責任が発生する」ってことだから。 「朝9時に来い」とか「夜10時まで働け」と言われれば、言われた通りやっとけばいいだけで、実は楽なんですよ。何も考えなくていい。 でもそれが「朝、何時に