すごくすごく久しぶりです。 ある編集者です。生きています。 東京で地震にあっただけで大げさな、と思われそうですが、 昨日オフィスで、最初の大きな地震に遭遇したとき、 正直、死ぬかと思いました。 ビルの構造(しかも、それは安全性を考えた構造なのでしょうが)のせいか、 縦揺れがひどく、エレベーターは止まり、あちこちでゲラや本が散乱し、 社内も社外も騒然としているし、そのあとも、たえまなく余震が続く。 間違いなく、僕が生きていた中で体験した、一番大きな地震。 その地震のさなか、そして「地震のあとで」、考えたことがいくつかあります。 一番最初に考えたことは、身も蓋もないですが、 「この会社で死にたくない」ということでした。 この会社で死ぬ、というか、多分、 この会社の一員のまま死ぬということにたいして、 僕は納得はできないな、と思いました。 それは、自分の真意に気づかされたというより、 前々からの