神奈川県は13日、新型コロナウイルスワクチンを接種後に健康被害が生じ、国の救済制度で認定された人数が県内315人(2月26日時点)になると明らかにした。このうち死亡は17人。 県議会予算委員会で質問に答えた。県によると、県内の申請は613人で、認定されたのはほぼ半数。全国では申請1万345人に対して認定6344人、うち死亡は493人だった。 県によると、県内の新型コロナワクチン接種回数は延べ約3148万回。国の救済制度上の申請・認定人数とは別に、医療機関などから県に副反応の疑いがある件数として死亡99件を含む3189件の報告があることから、質問した小島健一県議(自民党)は「子宮頸(けい)がんワクチンがそうだったが、重大な影響が出たら立ち止まるのが普通だ」と指摘。副反応や救済制度についての周知に力を入れるよう求めた。