任期満了を翌日に控えた橋下徹大阪市長が17日、最後の市議会に臨んだ。「一方的な攻撃ではなく、しっかり議論して修正、妥協を見いだし、少しでも大阪を前に進めて」とあいさつ。かつて「大阪市政の諸悪の根源を(大阪)都構想でつぶす」とまで批判した市議会に、対話路線への転換を呼びかけ、議場を去った。 補正予算案などが可決された本会議の最後に登壇した。都構想再挑戦を掲げた後継者の吉村洋文氏が当選した11月の市長選を踏まえ、「都構想の議論を継続し、維新の改革も前に進めてほしいというのが有権者の声」と主張。代表を務めた大阪維新の会へ「他会派に攻撃的な主張をしてきたが、新市長のもとでは控え、修正、妥協で一致点を探ってもらいたい」と促し、他会派にも「全否定ではなく、大阪が前に進むように新市長と議論してもらいたい」と呼びかけた。 「4年間、どうもありがとうございました」と締めくくると、傍聴者50人ほどから「おつか