牛丼チェーン「吉野家」は9日、牛肉関連商品を対象とした価格改定を、17日午後3時から実施すると発表した。 牛丼の並盛は300円から380円に変更、特盛は560円から680円と120円の値上げとなる。また牛カルビ丼は量にかかわらず100円の値上げで、並盛は490円から590円となる。 同社は値上げの理由を、牛肉の主要輸入国である米国の出荷が一昨年の干ばつの影響で減少していること、一方でアジア市場での需要拡大から値段が高騰しているためと説明している。 ライバルの「松屋」では、7月から並盛380円の「プレミアム牛めし」を関東1都6県を中心に売り出した。これまでの290円の牛めしとは併売せず、事実上の値上げだ。今回の吉野家の値上げで同じ価格となったが「松屋」はみそ汁は無料だ。 また、「すき家」は8月に値上げを実施。牛丼並盛で291円となった。今回の吉野家の値上げでライバル2社よりも89円安いことに