初めにくまんぼう氏は,「個人ゲーム開発で生きていく」ということを「続けていくこと」だと定義した。生きていくとは続けていくこと,続けていくには生活基盤を守ること。それにはお金が必要だ。しかしながら,作ったゲームで十分な収益を得ることは簡単ではない。「世界的ヒット」や「アプリストア1位」などは,ごく一部の成功事例であり,宝くじのようなものである,という現実を語った。 では,そんな宝くじに当たるためにはどうしたらよいのだろうか? 答えは簡単で,宝くじを買い続ける=ゲームを作り続ければいいのだ。 Rovioの大ヒット作「Angry Birds」は,同社の52本めのゲームであったというのは有名なエピソードだ。 ゲーム作りが宝くじと異なる点としては,工夫を重ねれば当たる確率を上げることができるという点がある。当たるその日まで作り続けるには,ゲーム開発者のヒエラルキーの中で,まだ芽が出ていない開発者の生