東京の文化政策を議論する「東京芸術文化評議会」評議員として、五輪招致に向けて文化面からの“作戦”を提言する作曲家の三枝成彰さん(71)は、東京で開く意義は「平和」にあると強く訴える。 戦後の欧州連合(EU)に至る欧州の地域統合の動きを見て、「EUは戦争を避けるための人間の英知」と感じ入った。「五輪も『スポーツによって腕を組んでいく』という意味で、4年に1回と継続性はないにしろ同じ効果がある」と五輪を重視するようになったという。 実際、1994年リレハンメル冬季五輪閉会式では次の長野冬季五輪に向けたデモンストレーションイベントを手がけ、2008年夏季五輪の大阪招致ではテーマ曲を作曲するなど、五輪関係の仕事に積極的に参画してきた。 2020年東京五輪招致では、「クラシック音楽はグローバルスタンダード」と、東京にある各オーケストラの選抜隊を結成し、高いレベルの演奏を世界に披露することを提案。また
東京の勝因は安全で確実にオリンピックを開催できる点が多くのIOC委員に支持されたことだとみられます。 マドリードはヨーロッパの経済危機の影響で財政的に不安がありました。 また、イスタンブールはことし5月以降、反政府デモや陸上選手のドーピング問題で運営面への不安が指摘されていました。 これに対し、東京は財政基盤が安定していて世界で最も安全な都市であることをアピールしました。投票の直前になって懸念が広がっていた福島第一原子力発電所の汚染水の問題についても、安倍総理大臣が最終のプレゼンテーションで「影響は、福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメール範囲内の中で完全にブロックされている」と具体的に数字を挙げて説明し、対策について責任を持つと表明したことが効果的だったとみられます。 また前回2016年大会の招致で敗因に挙げられていたロビー活動では去年、新たにIOC委員に就任した竹田恒和理事長を中心に
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