国内最大の見本市会場、東京ビッグサイトは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで国際放送センターなどとして使われ、企業などが開くイベントの会場としては1年以上にわたって使えなくなります。これに対し、展示会を企画する業界の団体が26日、記者会見を開き、企業の経営に大きく影響するおそれがあるとして、代わりの施設の確保などを求める陳情書を東京都の小池知事宛てに提出したことを明らかにしました。 東京オリンピック・パラリンピックで、メディアが取材や放送の拠点とする国際放送センターやメイン・プレスセンターとして利用されることが決まっていて、施設の改修などで大会の1年余り前から利用ができなくなります。 東京都はこの期間中、およそ1.5キロ離れた場所に仮設の展示場を設けるとしていますが、広さは現在の4分の1ほどしかなく、企業などからは、展示会やイベントが開けなくなるとの懸念の声が相次いでいます。