音楽文化を取り巻く環境についてフォーカスし、キーパーソンに今後のあり方を聞くインタビューシリーズ。第4回目に登場するのは、2010年に神聖かまってちゃんを第1弾アーティストとして“unBORDE”を立ち上げた、同レーベルヘッドの鈴木竜馬氏。RIP SLYMEをはじめ、きゃりーぱみゅぱみゅやゲスの極み乙女。など革新的なアーティストを世に送り出している同氏は、2014年11月1日付でワーナーミュージック・ジャパンの執行役員にも就任した。音楽市場が大きく変化する時代にあって、クリエイティブとビジネスの両面で新しい領域を切り開く鈴木氏に、レーベル運営の理念と方法論を詳しく訊いた。 「100万よりも20万の方が、どういう人たちなのか見える」 ――unBORDEは、神聖かまってちゃんやゲスの極み乙女。など、高度な作家性を持ったアーティストたちをメジャーフィールドで活躍させていく、ということに目覚ましい