引用元:Tech-On 透明な有機ELの基板や有機薄膜太陽電池の基板、電子ペーパー、クルマの窓材、包装容器などへの応用を想定しているという。矢野氏によれば、パルプを構成する繊維「セルロースナノファイバー」は、幅10~20nmで長さ1μm以上と細長く、鋼鉄の7~8倍の強度と、1.5g/cm3という軽さを併せ持つ。これを樹脂を加えることで、膨張率の低い透明シートを作製できると考えたという。 具体的には、パルプを脱水する過程でセルロースナノファイバー同士の凝集を防ぐ工夫を加え、その上でアクリル樹脂を繊維間に含浸させることで透明化した。こうした作製した透明シートは、厚さが100nmで光透過率が87.8%。20-150℃での線熱膨張係数が8.30ppm/Kである。線熱膨張係数の値は、PETシートの約1/3と低く、ガラスの値に近い。3 :名無しのひみつ:2012/08/24(金) 19:43:18.7