我々は99% ニューヨークの金融街ウォール・ストリート付近の道路をデモ行進する人々。経済格差や高い失業率に不満を抱く若者らのデモは、米国のほか世界各地に広がり、警官隊との衝突が続発した(米ニューヨーク)=2011年10月15日【時事通信社】 「私の税率は17%で私の秘書より低いのは不公平」-。米国で長者番付の上位に位置する著名投資家ウォーレン・バフェット氏が税制の矛盾を指摘するとともに富裕層への増税を訴えている。富裕層は税率が15%の株式配当や株の値上がりで利益を得ているため給与所得者より低くなる。これは不公正だというわけで、オバマ大統領が目指す富裕層増税への支援材料ともなっている。大富豪が自らへの増税を訴えるのは異例と言えるが、注目を集めた理由は、それだけではない。(時事ドットコム編集長・舟橋良治) 2011年秋に米ニューヨークで始まった、いわゆる「ウォール街の占拠」で格差に対する社会の
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