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ブックマーク / ascii.jp (32)

  • 時代は新しいアナログへ 電子楽器「monotron」が生まれた理由 (1/7)

    「ぎゅいいいいいいーん」、「ぎゅろろろろろろー」。 スイッチを入れ、つまみをひねると、そんなふうに鳴りはじめる楽器がある。それがコルグの「monotron」というシンセサイザーだ。単4電池2で動作し、サイズはiPhone程度。それが5000円ほどで売られている。 安くて手のひらサイズの電子楽器はもう珍しくないかもしれないが、monotronがすごいのは、純然たるアナログシンセサイザーということ。しかもアナログのクオリティを維持するため、すべて日で製造されている。 ただし構成は極めつけにシンプルだ。音源となる発振器の「VCO」。それにフィルターをかける「VCF」。VCOのピッチやVCFのカットオフを揺らす「LFO」が1基づつという構成だ。VCAやエンベロープジェネレーターはない。 演奏するのは鍵盤状の「リボンコントローラー」。さわるとゲートが開いて音が出る仕組みだ。鍵盤はプリントされてい

    時代は新しいアナログへ 電子楽器「monotron」が生まれた理由 (1/7)
  • お金ではなくモノを稼ぐ――ニコニコ生放送・伊予柑さんの狙い (1/5)

    ネットで誰でもライブ放送が出来るサービス「ニコニコ生放送」が始まってから1年と4ヵ月が経つ。その中で、「双方向通信」というネットの可能性を模索しつづけている、ひとりの男性がいる。伊予柑氏だ。 前回の記事で紹介した百花繚乱氏がニコ生界最高の「演者」(パフォーマー)とするならば、伊予柑氏はニコ生界最高の「企画屋」(プロデューサー)。伊予柑氏の生放送で注目すべきはその企画の妙にある。 彼が制作してきたのは、知らない人の家を泊まり歩く「おい、ゆとり!明日泊めてください!」や、渋谷で歩いている人の服をもらうという「おい、ゆとり!お前の服ください。in渋谷」といった生放送番組。視聴者とのコミュニケーションを交じえ、放送そのものに誰もが参加出来るというスタイルを確立し、見事に番組を成功させている。 彼の活動は個人の枠にはとどまらず、最近では「NKH」(ニコ生企画放送局)という放送グループを作りだした。カ

    お金ではなくモノを稼ぐ――ニコニコ生放送・伊予柑さんの狙い (1/5)
  • 「イヴの時間」プロデューサーが語る、新時代のアニメ産業論 (1/4)

    3月18日、グーグルがソニーと協力して、Android OSを搭載したテレビやSTBを開発中と報じられた。奇しくも前回はWindowsを搭載したテレビ「ROBRO」(関連記事)を取り上げた。広告の掲出機会を増やしたいグーグルは、ついにリビングの画面にも進出できるのだろうか。 映像業界はこれまで映画館やテレビを「ファーストウィンドウ」(最初に世の中に出して、ビジネスをする場)として展開し、パッケージ化や再放送を通じ、制作費用を回収するスタイルを取っていた。そこでの成績がその後の収益を決める面も大きく、コンテンツビジネスでは非常に重要な一手となっていた。 だが、連載で見てきたような動画サイトが一般的になるにつれ、ネットをファーストウィンドウとして選ぶことも増えてきた。ユーザーからアクセスしてもらう必要があり、コンテンツの魅力がさらに問われてくる中で、成功をおさめている作品がある。それが今回取り

    「イヴの時間」プロデューサーが語る、新時代のアニメ産業論 (1/4)
  • 角川会長が語る「クラウド時代と<クール革命>」(後編) (1/5)

    前編に引き続き、角川グループホールディングスの代表取締役会長兼CEO、角川歴彦氏のインタビューをお届けする。 新しい時代に合わせた法律にしたほうがいい ── 日の著作権法で言うと、昨年、著作権法が改正されて、今年から検索エンジンが合法化されました。このにも書かれていますが、法律の壁が業者に萎縮効果を生んでるんじゃないかという話もあります。 一方で「日にフェアユースがなくても、グレーゾーンで勝手にやってる業者はたくさん存在する。単に技術不足やビジネスモデルの問題。萎縮効果なんて生んでない」という意見も根強く残っています。例えば、著作権法の壁があったために萎縮を招いた具体的な事例とは何でしょうか? 角川 ある出版社が、写真サービスを始めたいと思って、カメラマンに撮ってもらった雑誌の写真をアーカイブにしたわけだよ。でも今の法律は、いくら出版社が旅費を渡して撮ってもらったとしても、著作権はカ

    角川会長が語る「クラウド時代と<クール革命>」(後編) (1/5)
  • プロがなぜ3Dミクに「本気」を出すのか Tripshots流の創作論 (1/5)

    もともと音楽を作るためのソフトとして登場した「初音ミク」だが、そのキャラクターを使った映像作品も数多い。 初音ミクを映像化したものといえば、以前お伝えしたCG制作ツール「MMD」(関連記事)による3DCG作品が大きな割合を占めている。だが中にはMMDを使わず、すべて自作で3Dのモデリングをしている映像作品も少なくない。 ひときわ高いクオリティで我々を驚かせたのが、Tripshots氏の作品だ。 特徴的なのはとにかく美麗で繊細で高品質な映像。一目見ればその美しさに目を奪われる。代表作「Nebula」では、サイバーな雰囲気の映像にトランスミュージックが見事に合わさり、感動を呼ぶ。 3DCGに注目してしまいがちなTripshots氏の作品だが、実は音楽も自身の作品というから驚きだ。作曲者である「ボーカロイドP」としての評価もかなり高い。 彼の職は現役の映像ディレクター。いわば「プロ」である彼が

    プロがなぜ3Dミクに「本気」を出すのか Tripshots流の創作論 (1/5)
  • 角川会長が語る「クラウド時代と<クール革命>」(前編) (1/3)

    10日、角川グループホールディングスの代表取締役会長兼CEO、角川歴彦氏が「クラウド時代と<クール革命>」という新書を上梓した。 角川グループといえば、「涼宮ハルヒの憂」や「らき☆すた」などネットで人気を集めるコンテンツを数多く持っている企業だ。さらにYouTubeと提携して、ユーザーが作ったMADを積極的に認めるという姿勢でも知られている。最近では、書を発売前に全文無料公開したのが大いに話題を呼んだ。 角川会長は、なぜ今、この新書を書いて、無料で公開したのか。これからコンテンツ業界や著作権制度はどう変わっていくのか。ジャーナリストの津田大介氏が聞く。 コミケも認めるなら、YouTubeも認める ── 「クラウド時代と<クール革命>」を読ませて頂きました。正直な感想として、の中にたくさん刺激的な提言が盛り込まれていて驚きました。上場企業の経営者で政府の知財政策にも携わっている角川さん

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  • 3日でニコ動を作ったネ申「戀塚氏」に取材してみた (1/5)

    ドワンゴといえば、ケータイ電話向けの着信メロディー「いろメロミックス」や動画共有サービス「ニコニコ動画」といったサービスを生み出してきた企業だ。 この10月、そのドワンゴを題材にした新書「ニコニコ動画が未来を作るドワンゴ物語」が弊社から発売された(関連記事、Amazon.co.jpで見る)。フリージャーナリストの佐々木俊尚氏が延べ30人を取材し、ドワンゴの全貌を明かしたものだ。この中でもキーマンの1人として登場するのが戀塚昭彦(こいづかあきひこ)氏。 戀塚氏は「ニコ動を3日で作ったプログラマー」としてネットで知られており、現在もニコニコ関連の開発に携わっている。90年代にはゲームクリエイター集団「Bio_100%」のメンバーとして活躍。2001年に起きた「2ch閉鎖騒動」では、過負荷対策を行なって閉鎖をい止めたUNIX板住民のひとりでもあった。 そんな戀塚氏はどういった経緯でドワンゴに入

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  • 初音ミクがグリグリ躍る「MMD」の現状と未来 (1/5)

    3DCGのキャラクターをマウスだけで自由に動かし、気軽に動画を作れるツールが誕生し、ニコニコ動画などの投稿サイトにはそこから生まれた動画があふれている。そのツールこそがMikuMikuDance(ミクミクダンス、以下「MMD」)だ。 MMDはその名の通り、当初は3Dで作られた「初音ミク」のCGを動かすために生まれたツール。動作の軽さと、圧倒的な分かりやすさ、さらにフリーウェアということで、瞬く間にユーザー層を拡大した。今では初音ミクというジャンルを越え、誰もが簡単に3D映像を作る事ができるツールとして広がっている。

    初音ミクがグリグリ躍る「MMD」の現状と未来 (1/5)
  • DS-10でチーターマン・プロが本気になったワケ (1/3)

    何故かニコニコ動画で人気に火の付いた「伝説のクソゲー」チーターマン。そのテーマはカバー曲として人気が高く、過去いくつもの名作が生まれた。 そこにこの夏、KORG DS-10 PLUSで作られた、やたらとカッコいいバージョンが加わった。「何でDSでこんな音楽が作れるのー?」と驚いた人も多いはず。 この動画を作ったのは「Koishistyle」こと大石憲一郎さん。去年はDS-10とスタイロフォンで『イパネマの娘』を演奏し、図らずも復刻版スタイロフォンの売り上げに貢献してしまった人だ。 しかし彼は、特撮ものの主題歌を制作するユニット「Project.R」のリーダーとして、『炎神戦隊ゴーオンジャー』『侍戦隊シンケンジャー』などの仕事で知られる、プロのアレンジャー・コンポーザーだ。その彼がなぜDS-10でチーターマンなのだろう? プロの犯行手口とその過去を探ってみよう。 DS-10の前にLogicで

    DS-10でチーターマン・プロが本気になったワケ (1/3)
  • スランプに悩む自分を変えた「ブラック★ロックシューター」 (1/5)

    ニコニコ動画やイラストSNSpixiv」(ピクシブ)などの存在は単なるブームに止まらない。そこから新たな商品や、第一線で活動するクリエイターが生まれたりと、プロ・アマ問わず、今を生きるクリエイターの主戦場となりつつあるのだ。 いずれのサイトも投稿される作品の数は莫大だ。だからこそ良いものが生まれるのだが、有名になれるのはホンの一握りの投稿者だけ。そんな高い競争率の中、ニコニコ動画とpixivのいずれでも人気を獲得しているのが、イラストレーターのhuke(ふけ)氏だ。 huke氏の職はプロのイラストレーター。ゲームメーカーでキャラクターデザインの仕事に従事した後、フリーのイラストレーターとなり、ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズの漫画などを描いている。そんなhuke氏がpixivに投稿した一枚のイラストが爆発的に評判になった。それが「ブラック★ロックシューター」だ。 ブラック★ロックシ

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  • KORG DS-10お誕生日会レポート!(ただし楽屋目線) (1/4)

    お誕生会ということで、DS-10とニンテンドーDS Liteを模った特注ケーキが登場。ずっと楽屋に置かれていたものの、一切の手出しはならんということで、甘いもの好きの私は非常に辛い思いをした。だからこのケーキの詳細も最後で 7月25日に開催されたAQインタラクティブ主催「KORG DS-10 お誕生会」は、実に盛り沢山の楽しいイベントだった。私も出演者として参加させていただいたので、楽屋目線でその模様をお伝えしていきたい。 会場は去年の「KORG DS-10 EXPO 2008 in TOKYO」と同じ渋谷のclub axxcis。炎天下の中、開場の1時間半前には、すでに人が大勢並んでいた。出演者の【夜間】さんがケータイで撮影した画像をどうぞ。 この日の一番のニュースは、9月17日に発売される「KORG DS-10 PLUS Limited Edition」への「ライディーン」収録が発表さ

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  • ネットと家族はどちらも大事――細田守、サマーウォーズを語る (1/4)

    8月2日、アップル直営店の「Apple Store Ginza」で行なわれたトークイベント「第13回 月刊インタラ塾」。テーマは「サマーウォーズに見る、ネットとアニメのコミュニティ論」だ。 ゲストは、8月1日に公開されたアニメ映画「サマーウォーズ」を監督した細田守氏、ネット社会評論書「アーキテクチャの生態系」著者の濱野智史氏、そして「ハバネロ・暴魔大戦」のデザインを手がけた、クリエイティブディレクター兼アートディレクターの鈴木克彦氏だ。 「サマーウォーズ」は、主人公・小磯健二が、インターネットの中で起こる世界的な危機に対して、奮闘する物語。田舎の大家族のリアルなつながりと、世界中の人とのインターネットを介したヴァーチャルなつながりが描かれる。 公開翌日ということもあり、立ち見が出るほど盛況なイベントだったが、ただのイベントではない。リアルタイムのストリーミング中継を行ない、Twitter

    ネットと家族はどちらも大事――細田守、サマーウォーズを語る (1/4)
  • しゃべるKORG DS-10! 驚愕の設定、公開してもイーデスカ? (1/3)

    先日のストリーミング放送「ガジェ音」を見た人は誰でも知っている、でもそれ以外の人はまったく分からない、あのコルグの金森さんによる驚愕のデモ。なんと「KORG DS-10」が「イーデスカ? イーデスヨォ」と喋ってしまうのだ。知らない人はまず聴いて驚け。 そして一体これをどうやって作ったのか、金森さんを訪ねてコルグ社まで行ってきたのだった。 「フォルマント」のピーク周波数は2つで十分ですよ シンセに喋らせる方法は、実は広く知られている。人の声には「フォルマント」と呼ばれる独特のスペクトラム分布があって、これをフィルターで再現してやればいいのだ。フォルマントのグラフをざっくり眺めてみると、概ね3つのピーク周波数があって、発音によってピーク周波数の位置、音量に違いがあるのが分かる。 これを人は言葉として聞き分けているわけで、このピーク周波数をフィルターで設定すればいい。アナログシンセならVCF(

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  • 初音ミク・ワンカップPが語る「休止宣言の真相」 (1/5)

    初音ミク登場以来、ずっとボーカロイド関連の動画をニコニコ動画にアップロードし続けている「ワンカップP」。今までの作品数は実に125を超える多産のクリエイターだ 「初音ミク」といえば、ネットでは言わずと知れた歌声合成ソフト(ボーカロイド)だ。2007年8月31日にパッケージが登場したあと、動画共有サイトの「ニコニコ動画」(ニコ動)に初音ミクを使った動画が数多く公開されて一気に注目を集めた。そして、発売からもうすぐ2年経とうとしている今でも、衰えることなく作品の投稿は続いている。 そうしたボーカロイドムーブメントの火付け役となったクリエーターの一人が、今回インタビューした「ワンカップP」(わP)だ。 初音ミクをAmazon.co.jpで予約したのに発売日に届かない──。その嘆きを歌にし、初音ミク以前に発売されていたボーカロイド「MEIKO」に歌わせてニコ動に投稿したところ、すでに初音ミクを手に

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  • エヴァに勝った? ニコ生の電子音楽ライブを主催してみた (1/3)

    こちらが「ガジェ音」会場となった高円寺プラットフォーム。右壁面がニコ生の中継映像。観客はプレイヤーとニコ生のコメントを交互に楽しめた。当然プレイヤーもコメントが気になるわけだが、演奏中は忙しいのでチラ見がやっと 小さく手軽で初心者にも敷居が低く、実演動画はYouTubeやニコニコ動画でも人気が高いガジェット楽器。しかし「すごい人」の手にかかると、見た目からは想像もできない多彩な表現力を発揮する! という触れ込みで「高円寺ストリーミング『ガジェ音』」というイベントをニコニコ生放送で中継してみた。放送は7月3日、20:00~22:00の2時間。予約応募で集まった50名の観客と一緒に、JR中央線ガード下の高円寺プラットフォームからの放送だった。 ガジェット楽器の流行が動画サイトとシンクロしていることはこれまで書いてきた通りだが、こうしたイベントの盛り上がりもガジェット楽器のノリそのもの。事前の念

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  • Denkitribe、佐野信義が「先生」に! ちびっこDS-10教室 (1/3)

    会場に着くなり、あまりの非現実的な光景に、自分がいったい何処に来たのか分からなくなるほどだった。 プロジェクタースクリーンにはKORG DS-10のロゴが投影されており、その前では二人のお姉さんたちが元気に跳ね回っている。会場内のいたるところにバルーンアートが貼り付けられていて、DS-10をBGMに使ったレクリエーションゲームが行なわれていた。 ゲームが終わると、お姉さんの一人が手元のDSを「ピンポーン」と鳴らし「この音が鳴ったら前見てねー!」と言いながら、プロジェクターを指す。 「さあーっ、みんなのDSに、鍵盤の画面は出たかなー?」 これから子ども達を相手に、DS-10を使ったシンセサイザーの講習が始まるのだ。これは世界的に見ても非常に珍しいイベントだ。 この「神奈川子ども会 DS-10キャラバン!」と銘打たれたイベントは、DS-10の販売元であるAQインタラクティブの協力により、6月2

    Denkitribe、佐野信義が「先生」に! ちびっこDS-10教室 (1/3)
  • 開発者が語る、DS-10 PLUSで何が出来る? (1/6)

    2009年6月26日0時、ニンテンドーDS用ソフト「KORG DS-10」の新バージョン「KORG DS-10 PLUS」が発表された。 KORG DS-10はゲーム機向けのソフトながら、アナログシンセサイザーの音と操作性をリアルに再現し、格的な曲作りが楽しめる。昨年7月に発売されて以降大ヒットとなり、いまやポケットシンセのスタンダードと言ってもいい。 「PLUS」の注目は3つ。まずソング※1の再生中に音色の操作やキーボード等の入力が可能になったこと。従来は再生が始まるとテンポとSWINGの調整しかできなかった。 2つ目はトラック※2ごとのミュート設定が追加されたこと。たとえば1つのパターンでキックやベースの有無など、いくつかのバリエーションを持たせられる。DS-10のパターン※3数は16個と限られるため、これは地味ながらあり難い機能だろう。 そしてDSi専用機能として、従来のDS-10

    開発者が語る、DS-10 PLUSで何が出来る? (1/6)
  • 9歳の自分が歌った感じ――中島愛さん、メグッポイドを語る (1/5)

    VOCALOIDソフト「Megpoid」(メグッポイド)声優を担当する中島愛さん(左)と、株式会社インターネット代表取締役社長の村上昇氏(右)。おふたりにMegpoid収録秘話をお聞かせいただいた 初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカ、神威がくぽ……。ニコニコ動画を中心に「歌を歌わせる」ことの楽しさを教えてくれた、たくさんのVOCALOID(ボーカロイド)たち。 このVOCALOIDに新たなキャラクターが加わる。その名は「Megpoid」(メグッポイド)。「マクロスfrontier」のヒロイン、ランカ・リーを演じ、鮮烈なデビューを飾った中島愛(なかじま・めぐみ)さんの声を宿したMegpoidは26日、ユーザーの元に届く。 今回は発売を記念して、中島愛さんと、発売元の株式会社インターネット代表取締役社長・村上昇氏にMegpoid誕生の秘密を伺った。 オリコン最高5位にもランクインし、「キラッ☆

    9歳の自分が歌った感じ――中島愛さん、メグッポイドを語る (1/5)
  • 遠藤雅伸氏が語る「ドルアーガの塔はE.T.から生まれた」 (1/5)

    映画プロデューサーの公野勉氏(左)と、ゲームクリエイターの遠藤雅伸氏(右)。遠藤氏は「東京 ディストリビューション・オブ・コンテンツ セミナー」(TDCS)で講義を行なっている 「ゼビウス」遠藤雅伸氏、「エヴァ」大月俊倫氏―― プロに教わるコンテンツの作り方 世界に冠たるジャパニメーションやゲーム映画祭の常連になりつつある日映画など、日のコンテンツ産業は世界的に高く評価される時代になった。そうした背景がありながら、それぞれの業界は決して安泰ではない。 そうした環境下で、コンテンツのプロフェッショナルを格的に育成するための教育プログラムとして、この4月に設立されたのが「東京 ディストリビューション・オブ・コンテンツ セミナー(TDCS)」だ。 TDCSは、東京大学大学院情報学環が行なっていた「コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム」で特任准教授として教鞭を取った映画プロデューサーの

    遠藤雅伸氏が語る「ドルアーガの塔はE.T.から生まれた」 (1/5)
  • 「作ったものは使って」ファルコム音楽フリー宣言にかける思い (1/3)

    「イース」をモダンバレエに、「ドラゴンスレイヤー」をヨーヨー大会に 「先を越される前にやらなきゃ、という話になりまして」 そう言い、いたずらっぽく笑ってみせたのは、ゲームメーカー・日ファルコムの近藤季洋社長。2年前に加藤正幸前社長から社長の座を引き継いだ、34歳の若き経営者だ。 5日に発表した「ファルコム音楽フリー宣言」は、これまでに自社で開発してきた歴代のゲームに使用されてきた音楽を、ユーザーが自由に許諾なく無料で利用できるという衝撃的なものだった。もちろん世界初の試みだ。 宣言を発表してからのわずか3日間で、同社への問い合わせは3000件を超えた。その内容は「バレエの音楽に使いたい」というものや「ヨーヨーの大会でBGMにさせてほしい」というユニークなものなど様々だ。 使用できる楽曲には「イース」や「ザナドゥ」「ソーサリアン」など歴代の有名タイトルのBGMも含まれており、その数は合計で

    「作ったものは使って」ファルコム音楽フリー宣言にかける思い (1/3)
    heiseinoize
    heiseinoize 2009/06/13
     ゲームメーカー“日本ファルコム”の「ファルコム音楽フリー宣言」(http://www.falcom.co.jp/music_use/)について、同社近藤季洋社長にインタビュー。