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ブックマーク / mojix.org (72)

  • ソーシャルよりパーソナルを - モジログ

    ここ2~3年ほど、ソーシャルネットワークやWeb 2.0が花盛りだが、個人的には「ソーシャル」より「パーソナル」がもっと必要だと思う。 情報発信や「つながり」も面白いが、まずは自分自身で持っている情報や得た知識を、きちんと管理する仕組みを整備するのが先ではないだろうか。 パーソナルな領域で、素材としての情報や知識をたくわえておき、それと日々向き合いながら、それを組みあわせたり、練り上げていくというプロセスを経てこそ、意味のある情報発信ができる。またそのプロセスを経て、得た情報が自分の知識として血肉化する。 もちろん、あまり練り上げないで気軽にブログを書いたり、ブックマークをそのまま公開するような部分もあっていいと思うのだが、すべてがそのように刹那的なスタイルだと、自分自身のなかに当の知識や考えが蓄積されてこない。 いまのネットは、情報のインプットも、アウトプットもかなりしやすくなったと思

    hejihogu
    hejihogu 2008/03/24
  • 私は属性を信じない 私が信じるのは固有名詞だ - モジログ

    血液型とか出身地、あるいは学歴とか勤め先などの「属性」で、 人を決めつけてしまうような考え方が、私は好きではない。 私は属性を信じない。私が信じるのは固有名詞だ。 その人の作ったもの、その人の書いたもの、その人の仕事を見て、 「これはいい」「これは面白い」と思ったら、私はその人を信用する。 その人の属性は関係ない。 むかし、望む男性像として「3高」というのがあったが(高身長、高学歴、高収入、だっけ?)、 そんな属性の集積でできた人間を、好きになるという感覚は理解できない。 それは属性が好きなのであって、その人が好きなわけではないと思う。 人間はたしかに属性を持っているが、属性から人間は合成できない。 属性はどこにでもあるが、その人は1人しかいない。 属性志向は「スタンダードな能力」を重視する見方であり、 固有名詞志向は「ユニークな能力」を重視する見方だと思う。 私は固有名詞志向だ。 関連エ

    hejihogu
    hejihogu 2006/03/15
  • 梅田望夫 『ウェブ進化論』 は、「氷山の一角」のような本 - モジログ

    梅田望夫 『ウェブ進化論』 を読んでの、私なりの感想を書いてみたい。 内容については、これまでの梅田ブログのまとめという印象が大きい。数年来の梅田ブログの読者である私にとって、まったく目新しいポイントというのはなかったように思う。 私はむしろ、この小さくて薄い新書を、その内容というよりも、梅田氏にとっての大きな「仕事」として捉えている面が大きい。その意味で、自分のでもないのに、何か「感慨深い」ものを感じる1冊なのだ。 なぜそう感じるのかを、「まとめ」「翻訳」「成果」という3つのキーワードを軸に書いてみたい。 ■ 「まとめ」 梅田ブログの読者ならば、このを読んで、こんなことはぜんぶ知っているよ、と思うかもしれない。 この新書の価値は、ブログを読んでいない人にも手軽にわかるようまとめられている、「Less」の価値だと思う。梅田ブログの読者には、自分の知らない「More」はここにはない。「L

  • 梅田望夫がブロガーと語る 「ウェブ進化論」 - モジログ

    梅田望夫『ウェブ進化論』(筑摩書房 ちくま新書)出版記念として開催されたイベント<梅田望夫がブロガーと語る 「ウェブ進化論」>にお招きいただきました。 音声や議事録はまもなく出てくると思うので、梅田さんのブログに掲載されていた開催概要と、私が撮った写真(イマイチですが)だけとりあえずあげておきます。 -- 梅田望夫がブロガーと語る 「ウェブ進化論」 日時:2006年2月7日(火) 19:00-20:00 場所:恵比寿ビジネスタワー18Fセールスフォース・ドットコム内会議室 総合司会:橋大也さん(情報考学 Passion For The Future) -- 第一部 これからのメディアについて パネリスト: R30さん(R30::マーケティング社会時評)、徳力基彦さん(FPN<Future Planning Network>代表)、梅田望夫さん Key Questions: 1. 日にお

  • パーソナルネット - モジログ

    会社用に「イントラネット」があるのだから、 自分用に「パーソナルネット」があってもいいのではないだろうか。 Ajax以降、従来のデスクトップアプリをWebアプリで実現するという流れが強まっているが、 自分のデータをネット上に流すのは、セキュリティ的にも、パフォーマンス的にも、何か違うという気がする。 「自分のデータ」は、やはり自分の手元にあるのが自然だ。 パーソナルネットは、いわばパーソナルコンピュータの役割を、ネットワークにしたものだ。 ネット上でサービスとして公開されているWebアプリと同じものを、 自分のネットワーク上に、自分専用に置く。 ブログやWiki、ブックマークシステムなどのWebアプリを、すべて自分用として使うのだ。 その中のコンテンツから、公開したいものを選んで、公開用システムにもパブリッシングできるような感じ。 ワープロやブックマークなどがWebアプリ化する流れは、これ

  • 群集がいつも賢いとは限らない 「Wisdom of Crowds」の成立条件 - モジログ

    O'ReillyのエディターがDiggのCSSをパクったという疑いで、Diggで糾弾されるという事件が先ごろ起きた。 Digg - O'Reilly writer Steve Mallett has stolen digg's code http://digg.com/security/O_Reilly_writer_Steve_Mallett_has_stolen_digg_s_code これに対して、まもなくO'Reilly側から説明が出た。 O'Reilly Radar - Digging The Madness of Crowds http://radar.oreilly.com/archives/2006/01/digging_the_madness_of_crowds_1.html 実情は、直接パクったわけではなく、彼が使っていたツールの元を辿っていくと、DiggのCSSに行き

  • Googleに入ったPython作者、Guidoからの報告 - モジログ

    Googleに入ったPython作者、Guido van Rossumが、Googleでの様子などについて書いている。 All Things Pythonic - Python Status Update http://www.artima.com/weblogs/viewpost.jsp?thread=143947 Googleでの仕事について書いている、最初のセクションをざっと訳してみました。 大意: ところで、Googleでの新しい仕事はスゴイよ!まるで大学に戻ったみたいだ。デキる人たちが山ほどいて、それもただのプログラマーじゃない。Googleが雇った人はみんな、それぞれの領域で平均以上の人ばかりだ。ここにはいつも学ぶことがある。きっと最初の3か月くらいは圧倒されつづけるだろう。くつろげるようになるまでには1年くらいかかりそうだ。(無料の事については言ったっけ?) Google

  • Zopeジャンキー日記 :FirefoxとBitTorrentの威力を合体 友達とファイル共有ができるFirefoxプラグイン 「AllPeers」

    FirefoxとBitTorrentの威力を合体 友達とファイル共有ができるFirefoxプラグイン 「AllPeers」 TechCrunch - AllPeers Is The FireFox "Killer App" http://www.techcrunch.com/2006/01/03/allpeers-is-the-firefox-killer-app/ 「AllPeersはFirefoxの "Killer App" だ」として、 開発中のFirefoxプラグイン、「AllPeers」が紹介されている。 AllPeers http://www.allpeers.com/ 上記のTechCrunchの紹介と説明ページを読むかぎり、AllPeersは以下のようなものらしい。 ・自分のPCにあるファイルを友達と共有できるFirefoxプラグイン ・不特定多数に公開するのではなく、自分

  • 魂を売り渡せばそれなりに高く売れるものだが、いつかはツケが回ってくる - モジログ

    ITmediaニュース:ブロガーを“タレント”として育てるベンチャー http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0512/21/news075.html <人気ブロガーを企業などに売り込むビジネスを、9月に誕生したベンチャー企業・フロンティアNEXTが行っている。有名ブロガーと専属契約を結び、提携企業の商品レビューをブログに書いてもらったり、出版社やテレビ局、ネット放送局に売り込み、書籍化や番組出演などで知名度を高めるという>。 これは面白い。「プロのブロガー」で書いたことが、まさに現実化しつつあるのだ。 ブログの影響力が大きいのはその通りだと思うし、そこに目をつけるのもいいと思うのだが、<所属ブロガー名は当面は明かさない>のは間違いだ。これでは、ほんとうに力のあるブロガーはまず協力しないだろうし、広告主になる企業のほうも、悪いことをしているような「やま

  • 「あとで読む」 と 「あとで書く」 - モジログ

    この2つは、2005年のキーワードに入ってもおかしくないかもしれない。 ■ 「あとで読む」 今年2月、はてなのソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」が登場。その後いつのまにか、「あとで読む」タグというものが出現した(初めてこのタグをつけた人は誰なんだろう?)。これは文字通り、「あとで読もう」と思ったものにつけておくタグだが、しかし実際はそのまま読まずに終わってしまうことも多い。 ■ 「あとで書く」 「あとで書く」とは、自分のブログなどで何らかのトピックについて書きたいと思うのだが、すぐに書く余裕がないので、とりあえずトピック名、テーマだけ書いておいて、「あとで書く」と書いておくというものである。 この「あとで書く」をブログ名に掲げたのが、ogijun氏のブログ「ogijunのあとで書く日記」だ。その名の通り、「あとで書く」という記述があちこちに見られる。ここでは、「あとで書く

    hejihogu
    hejihogu 2005/12/22
    後で読むは情報の入力オーバー、後で書くは出力オーバー、情報でいっぱいいっぱい。
  • 「ユニークな能力」 と 「スタンダードな能力」 - モジログ

    さまざまな憂とわたし - 市場価値と仕事能力 http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20051217/value <たぶんスキルとか資格よりも、偶有的な自分の軌跡そのものに対してもっと興味を持つとか、実はそれが自分にとって一番大きな投資なんだ、という認識を持ったほうがいいように思う>。 <資格とかスキルって、結局のところ自分を代替可能な何かに位置づけることであって、確かにジョブ・ポータビリティは高まるけれども、自分自身で付加価値をデザインすることは難しいのである>。 まったく同感。 ここで言われている2つのタイプの能力を、私は 1) 「ユニークな能力」 2) 「スタンダードな能力」 と呼ぶことにしたい。 そしてこの話は、「なまえとタイトル」の議論に驚くほど重なってくる。 ■ 「ユニークな能力」は、「固有名詞」 1)の「ユニークな能力」とは、その能力を持った人に強く

  • Zopeジャンキー日記 :なぜネットではディレクトリが敗れ、サーチとタグが勝利するのか

    「なまえとタイトル」の最後のほう、「対象が多すぎると、タイトル的な名前は機能しない」という項で、私は次のように書いた。 <「ファイル名はなくてもいいかもしれない」という話が出てくるのも、まさにこの状況だ。ファイルが多すぎて、どこにあるかわからなくなるような状況では、ファイル名の「説明」機能がそもそも果たせない。 そしてこれこそが、インターネットにおいてサーチやタグが浮上してきた理由なのだ。 これは重要なトピックなので、あらためて別エントリで書きたい>。 このエントリは、この話の続きだ。 ■インターネットという、「対象が多すぎる」世界 「対象が多すぎる」とは、この場合、「全部のタイトルをざっと眺める」ことすらできないくらい、対象が多い状況を指す。 インターネットが、この「対象が多すぎる」世界であることに疑問の余地はないだろう。 仮に、ネット上にある全ページのタイトルがどこかに列挙されていると

  • なまえとタイトル - モジログ

    先日の「ファイル名はなくてもいいかもしれない」に対して、とても面白い反応があった。 :: H & A :: blog - 名前はどうなる? http://handa.ifdef.jp/2005/12/blog-post_113444397227420408.html 伊藤ガビンさんの「先見日記 Insight Diaries : 名刺には名前が書いてあります」と、 私の「ファイル名はなくてもいいかもしれない」を並べて、このように書かれている。 <まずは会社名と名前とEメールアドレスだけが書かれることになりそうな伊藤ガビンさんの名刺を想像してみたら、なんだかやたらとカッコよくなりそうな気がします。メディアの先端にいる人たちにとって、自分を示すために必要な情報がとても少なくなっていることが良く分かります。 極端なことをいえば、自分のことをウェブで検索してもらう糸口さえ示せばいいのだから、名前だ

  • はてなと 「下流」 - モジログ

    はてながフジテレビ『とくダネ!』に出るというので、録画して、見てみました。 なんと、若者の「下流」ぶりを伝えるコーナーのあと、その流れで、いまどきの若者を教育するユニークな企業、といった切り口で出てきましたよ。 はてな自体が「下流」だとはまったく言っていなかったけど、あの見せ方だと、「下流」な若者を集めて、教育して使っている企業なんだと思ってしまう人が少なくないと思う。 日のIT・ネット企業の中で最先端のはてななのに、スタッフがみんな若く、温厚な感じで、ヒルズ族みたいにギラギラしていないので、パッと見は余計「下流」に見えるのかも(笑)。 くじ引きで席を決めたり、紙と箱でタスク管理したり、立ってミーティングしたりというのは、XPとか知っている人間ならアジャイルだと思うだろうけど、「IT企業=ヒルズ族」みたいなイメージを持っている普通の人から見れば、単に貧乏くさいようにしか見えないかもしれな

  • Firefox 1.5 リリース!SVGネイティブサポートの衝撃!! - モジログ

    CNET Japan - 「Firefox 1.5」の正式版がついに登場--セキュリティ機能などが向上 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20091847,00.htm ITmedia - Firefox 1.5、正式リリース。日語版も http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/30/news017.html Firefox 1.5 リリース!ついに、SVGネイティブサポート!! Mozilla Corporation http://www.mozilla.com/ Firefox http://www.mozilla.com/firefox/ さっそくFirefox 1.5をダウンロード・インストールして、SVGを見てみよう! SVGサンプル集 http://www.cr

  • Zopeジャンキー日記 :ソースコード関連の便利サイト

    開発者のための、ソースコードがらみの便利サイトを3つご紹介。 1. Code Snippets - http://www.bigbold.com/snippets/ いろいろなプログラム言語やHTMLSQLなどのコードやTIPSを集めたサイト。 いわゆる「レシピ」「ハック」集だが、タグづけできるのがイマっぽい。 タグ「python」+「google」の例。特定タグをRSSでsubscribeもできる。 2. pastebin - http://pastebin.com/ コードの断片を置いておくためのサイト。Javaのコード例。 IRCやIMなどでコードを共有するという用途を想定しているようだが、 シンタックス・ハイライティング(構文の色づけ)が効いているので(主要な言語はすべてカバー)、 コードを色つきで見せる環境がない場合に広く活用できそう。 3. Koders - http://w

  • 世界のWebサイト アクセスベスト100 - モジログ

    ZDNet.com Web 2.0 Explorer - The World's Top Websites http://blogs.zdnet.com/web2explorer/?p=56 この記事によれば、世界のWebサイトのアクセス上位ベスト10は、 1. Yahoo! 2. Microsoft Network (MSN) 3. Google 4. Yahoo! Japan 5. Baidu.com 6. sina.com 7. EBay 8. Passport.net 9. sohu.com 10. 163.com とのこと。 国別では、アメリカが5つ、日が1つ、そして中国が4つだ。 著者のRichard MacManusも、中国の存在感が増していることを特筆している。 この記事のデータに使われている、Alexaのトラフィック・ランキングを私も見てみた。 Alexa Web Se

  • 「Web 2.0」 は 「イケメン」 と同じく、格付けのための概念だ - モジログ

    このブログでは何度か書いているが、「Web 2.0」とは、あたらしいWebの動向を総称する概念にすぎない。 「Web 2.0」の中心的な提唱者であるティム・オライリーは、サービスベースの新しいWebを意味する「インターネットOS」論を何年も前から唱えていて、「データが大事」といった基主張も以前から言っていた。そこにWikiとかタギングとか、その他の新動向をたくさんつけていって、ふくらませたものが「Web 2.0」だ。 それは技術タームというにはあまりにも包括的で漠然としており、むしろ「マーケティング用語」だ。オライリー自身が主催する「Web 2.0カンファレンス」を盛り上げるための「バズ(buzz)・マーケティング」という側面もあった。 それが広まって一般化し、ニュースやブログで「Web 2.0」というタームが氾濫した。「このサービスはWeb 2.0っぽい」「これは古いのでWeb 1.0

  • Zopeジャンキー日記 :Amazon Mechanical Turk

    Amazonが「Mechanical Turk」という面白いことを始めて、ブログ界に反響が起きている。 Amazon Mechanical Turk http://www.mturk.com/mturk/welcome ここにはたくさんの「仕事」がある。 誰でもそれを好きなだけやって、稼ぐことができる。 ここにある「仕事」は、「HIT(Human Intelligence Task)」と呼ばれる。 ソフトウェアでは処理できない、人間の知性を必要とするタスク(作業)だ。 仕事の依頼者は「Requester」と呼ばれ、誰でも依頼者になれる仕組みらしい。 いまのところは、Amazon自身である「Amazon Requester Inc.」だけのようだ。 いま「Amazon Requester Inc.」から出ている「仕事」は、例えば以下のようなものだ。 (注:リンク先はこの「仕事」ですが、時間の

  • Zopeジャンキー日記 :日本のネットベンチャーが技術革新よりも 「ネット財閥」 をめざす理由

    アマゾンでを売る - アマゾン・ドット・コムCEOジェフ・ベゾスのインタビュー http://bookseller.seesaa.net/article/8727868.htmlグーグルやアマゾンを見ていると、最先端のプログラムを駆使しながら、さらにその上を目指していこうとする技術志向とビジネスが結びついていて、それが未来を切り開いていくようなワクワク感を覚える。 それに比べて日IT系と言われる企業は、楽天にしてもライブドアにしても、技術の先端で未来を開くというより、企業買収によってビジネス規模を拡大していく手法だ。 その原型はソフトバンクの孫正義氏のやり方にあるのではないかと思う>。 これを読んで、「アップル、グーグルは未来をつくっている テレビ局なんか買っている場合じゃない」で書いたのと同じことを感じている人がここにもいた、と思うと同時に、そうか、原型はソフトバンクだったんだ