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2022年2月27日のブックマーク (5件)

  • 松本和也『文学と戦争 言説分析から考える昭和一〇年代の文学場』|読書人WEB

    なぜ、を読むのか? Why do we need to read books なぜ、を読むのか?書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれたの中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

    hharunaga
    hharunaga 2022/02/27
    “「社会」からの要請を過剰に内面化した文学者たちが、…「文学は世の中の役に立つ」とアピールし続けた帰結が文学者の国策協力・戦争協力につながったという氏の指摘は重い”。評:五味渕典嗣。
  • 《ウクライナ侵攻》「太平洋戦争中の日本のような状況」「洗脳されてしまう」プーチン指揮下ロシアの恐ろしすぎる“プロパガンダの実態”と内部に芽生えた“希望”とは | 文春オンライン

    「神の祝福を!」ロシアが始めたプロパガンダ 2月17日、ウクライナ情勢が危機的な状況にあることを、世界中の人々がようやく現実問題として捉え始めた。ウクライナ国防省は同日、東部ルガンスク州で子供20人を含む38人がいた幼稚園が親ロシア派の攻撃を受け、職員3人が怪我をしたと発表したからだ。欧米諸国はこれを強く非難。ロシアのあまりに強硬な姿勢に、SNSにはいろいろな言語で批判が投稿されていた。 しかし同時期、ロシアメディアはすでに「ロシア側が被害を被った」との報道を始めていた。 「17日に親露派が攻撃されたと報じられ、18日には『ロシア側に避難するように』との政府声明が出されました。どこまで事実なのかはよく分からない部分もあるのですが、ロシアとしては、『追い込まれ始めざるを得なかった戦争』というストーリーを描いているように感じました」(大手紙国際部ロシア担当記者) その後の2月24日、ビデオ声明

    《ウクライナ侵攻》「太平洋戦争中の日本のような状況」「洗脳されてしまう」プーチン指揮下ロシアの恐ろしすぎる“プロパガンダの実態”と内部に芽生えた“希望”とは | 文春オンライン
    hharunaga
    hharunaga 2022/02/27
    「2014年のクリミア併合の際には、ウクライナ情勢をめぐる強硬姿勢によってプーチン大統領の人気が爆発的に上がり、支持率は90%を超えた。…しかし徐々に支持率は落ち、2020年夏頃に…60%を切った」
  • 「模範的な職場」の葛藤 『小説 岩波書店取材日記』 作家・中野慶さん(64) :東京新聞 TOKYO Web

    岩波書店の労働組合の初代委員長は、教養小説の古典『君たちはどう生きるか』で知られる吉野源三郎だった。同社の労使関係にはその影響力が今も残る。 人間を信じ、弱者を切り捨てない価値観が息づき、戦後すぐに性別や学歴による格差を認めない賃金体系を実現。会社側は毎月、今や珍しい経営協議会で、人事や経営方針などを組合側に報告して合意を得る。 模範的にも思える職場だが、戦後初期の制度が二十一世紀まで続いた時にどうなったのか。書は、経営コンサルタントの新人女性が研修として岩波書店を取材する物語。二〇一五年を舞台に架空の役員や編集者、組合幹部らの群像を通し、理想の中で浮き彫りになった矛盾や葛藤を描いた。

    「模範的な職場」の葛藤 『小説 岩波書店取材日記』 作家・中野慶さん(64) :東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2022/02/27
    「岩波書店の労働組合の初代委員長は、教養小説の古典『君たちはどう生きるか』で知られる吉野源三郎だった」 ←へぇ~。かもがわ出版。
  • アダム・スミス 共感の経済学 ジェシー・ノーマン著:東京新聞 TOKYO Web

    古典や哲学に造詣の深い著者は、自由放任主義者や市場原理主義者の元祖のように語られているスミス像には強く異議を唱えているが、その際に『国富論』や『道徳感情論』ばかりでなく、修辞学講義や法学講義などのノート類も咀嚼(そしゃく)したうえで、彼は人間の行動の広い領域をカバーする「人間の科学」を構想したのだと主張している。確かにスミスは市場を損得だけで考えたことはなく、それが「法律」「制度」「規範」「アイデンティティ」などに支えられていることをつねに考慮していた。 評者がとくに注目したのは、スミスが、利己心と並んで、「贈答」「互恵」「ボランティア」などに代表される「まなざしの経済」(この言葉自体は、英国の経済史家アヴナー・オファによる)を重視していたという指摘である。「まなざしの経済」は『道徳感情論』に出てくる「中立的な観察者」(他人の行動を冷静かつ公平に評価する者)を彷彿(ほうふつ)させる。つまり

    アダム・スミス 共感の経済学 ジェシー・ノーマン著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2022/02/27
    “とくに注目したのは、スミスが、利己心と並んで、「贈答」「互恵」「ボランティア」などに代表される「まなざしの経済」(…アヴナー・オファによる)を重視していたという指摘である”。評:根井雅弘。
  • なぜプーチン氏は破滅的な決断を下したのか ウクライナ侵攻の背景にある「帝国」の歴史観:東京新聞 TOKYO Web

    ロシアのプーチン政権がウクライナ侵攻に踏み切った。欧米や日ロシア専門家や外交関係者の間では全面的な軍事侵攻には否定的見方が有力だった。公然たる「侵略国」となり国際的信用は失墜、巨大な制裁を招くことで疲弊している経済に大打撃となるからだ。合理的な判断を超えて破滅的ともみえる決断を下したプーチン大統領は、「帝国復活」の執念にとらわれているようだ。(元モスクワ支局長 常盤伸) 「ウクライナは真の国家として安定した伝統がない」。プーチン氏は22日に行った演説の半分以上を割き、ロシア革命から現在に至るウクライナの歩みを延々と批判、国家の正統性そのものに疑問を呈した。

    なぜプーチン氏は破滅的な決断を下したのか ウクライナ侵攻の背景にある「帝国」の歴史観:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2022/02/27
    “ロシアが欧州からアジアにまたがる真の「帝国」となったのは、18世紀後半にエカテリーナ女帝がウクライナを併合して以降とされる。ウクライナに執着するプーチン氏の念頭には、この…歴史があるとみられる”